人気のさんま寿しと人の温かさにふれあう場所 <であい村・蔵ら>【松崎町】

2015年08月21日

であい村・蔵ら
であい村・蔵ら

 秘伝の作り方で、子どもから大人まで食べやすい味わいに仕上げた「さんま寿(ず)し・ひる膳」が人気だ。蔵らのサンマ寿しを求め、首都圏をはじめ、駿河湾フェリーを利用して静岡県磐田市、富士宮市などからも観光客が多数訪れる。午後には売り切れ必至で、遠方から訪れる時は予約してほしいという。他にも、人の健康につながる食事を提供したいと地の物を使った「日替わりひる膳」を楽しみにしている人も多い。食事は月・水・土・日曜日の午前11時半~午後1時半まで。店内では、黒米ようかんなど土産物やパッチワーク小物、古布の服、雑貨など展示販売もしている。

 蔵らの人気は、素材の良さもさることながら、ひる膳が540円からと格安に味わえること。そして、なんと言っても蔵らスタッフの温かさだ。

 蔵らのスタッフは25人。資本金を出し合い、自らが運営に参加するワーカーズコレクティブにチャレンジしている。ワーカーズコレクティブとは、協同組合の一種。生協や農協、漁協も広い意味では仲間になる。それらと違うのは、主婦や学生などの個人が集まり、自由に自分たちの目指す事業を行う点だ。また一般の会社と違うのは、資本や発言力、事業の内容、所得の配分も話し合いで決め、対立関係がない点。つまり全員が“店長”なのである。 

 ひっきりなしに客が訪れる店内で、代表の青森千枝美さんに一番心がけていることは何かと聞いてみた。「目配り、気配り、心配り、最後の一人まで。誰でも入れる居場所をつくりたいと思ってやってきました」

 10月10日に、オープンから丸5年を迎える。近所では「このメニューのときは連絡をちょうだいね」という常連も多く、畑で採れた野菜を自転車で差し入れに来てくれる人や、手なれた雰囲気で食事を済ませていく人など、蔵らが地元の人たちにとっても、心地良い寄りどころとなっているのが垣間見えた。

 「お茶のおかわりは大丈夫ですか」優しい口調で、観光客と気さくに話すスタッフの温かさ。松崎の風土が人柄にも表れる。「おいしかった。また来ます」笑顔で観光に繰り出す人たちを、取材中幾人も見ることができた。(T)

◆静岡県松崎町松崎319−1

◆電話番号/0558−42−0100

◆営業時間/午前10時~午後4時

◆食事/月曜日・水曜日・土曜日・日曜日の11時半~午後1時半

◆定休日/木曜日

◆火曜日・金曜日/午前・視察研修等、午後・ものづくり体験教室

おでかけガイドトップへ アクセスガイド・クルマ編へ アクセスガイド・電車編 伊豆の天気予報 東伊豆ガイド 南伊豆ガイド 西伊豆ガイド 北伊豆ガイド 中伊豆ガイド
イズハピ動画