日本とイギリスの懸け橋となった“おもてなしの心” <オールコックの碑と愛犬トビーの墓>【熱海市】

2015年07月09日

大湯間欠泉とオールコックの碑・愛犬トビーの墓
大湯間欠泉とオールコックの碑・愛犬トビーの墓

 初代駐日英国公使ラザフォード・オールコックが1859(安政6)年、総領事兼外交代表として来日。日英修好通商条約の批准など多忙な中でも、名峰・富士山に外国人で初めて、登頂を果たしたことでも知られている。

 富士登山の帰りに立ち寄った熱海温泉。「熱海七湯」の一つ大湯間欠泉の熱湯により、大火傷(やけど)をおった愛犬トビー(スコッチテリア)が亡くなってしまう。その悲しみに触れ、宿の主人が僧侶を呼び寄せ、人と変わらない葬儀でトビーを大切に弔った。熱海の人たちの“おもてなしの心”に感動したオールコックは、当時、生麦事件や在日英国大使館襲撃事件などで印象の悪かった日本人に対して、英国に戻ったあとも、日本人に対する偏見に弁明。著書「大君の都・幕末日本滞在記」にも「日本人を敵視すべきではない。誠に親切な国民である」と記し、英国世論は親日へと傾いたという。

 オールコックが江戸から送った「可哀想なトビー」と刻まれた墓石と、オールコックの碑が並んで建つ大湯間欠泉苑地には、日本初の公衆用市外電話開始を記念し、復元改装した日本最初のボックス公衆電話もある。(T)

◆静岡県熱海市上宿町

◆問い合わせ/0557−85−2222<熱海観光協会>

おでかけガイドトップへ アクセスガイド・クルマ編へ アクセスガイド・電車編 伊豆の天気予報 東伊豆ガイド 南伊豆ガイド 西伊豆ガイド 北伊豆ガイド 中伊豆ガイド
イズハピ動画