2015年06月19日
創業70余年、西伊豆町仁科にある<飴元 菊水>の夏の人気メニューは「飴(あめ)やのかき氷」。黒みつ、白みつ、イチゴ、ハチミツ、ミカン、ブルーベリー、小豆、シソ、梅の9種類。
氷にのっている丸い形をした「みかん錦玉(きんぎょく)」は、“夕陽(ゆうひ)”をイメージ。“夕陽のまち”西伊豆町ならではの心憎い演出。シロップは飴の材料を使用しているため、黒みつシロップを煮詰めると、黒飴が出来上がるそう。口に溶ける自然な甘さが、なぜか懐かしさを感じさせる一品。
店主の荻田真理子さんは「シソや梅は西伊豆産。イチゴは函南町、ブルーベリーは河津町など、できるだけ地元の材料を使用している。“ここのかき氷を食べないと、夏がこない”と毎年楽しみに訪れる人もいて、うれしい」と話した。
同店の飴は全工程、手作りで、「夕陽のど飴」「堂ケ島の海」「らっきょ飴」などのオリジナルの飴をはじめ、店頭には常時30種類以上並ぶ。よく売れるのはいろいろな種類の飴が入った「駿河の玉手箱」。
「ここでしか買えない飴が多いので、いい土産ができたと喜ばれる。西伊豆のお薦めスポットや、夕日の時刻などアドバイスもしているので、気軽に相談してほしい」と荻田さん。
甘味処の“夕陽ジオ”では、クリームあんみつやみつまめ、サザエ焼き飯などが食べられる。西伊豆散策の折りに、立ち寄ってはいかが?(M)
◆店名:飴元 菊水
◆住所:西伊豆町仁科802−4
◆電話:0558−52−0044
◆営業時間:午前8時半~午後5時
◆定休日:不定休
◆駐車場あり