ワンダフル!外国人観光客に大人気♪湯のまち伊東の文化財ホステル<ケイズハウス伊東温泉>【伊東市】

2014年12月18日

<ケイズハウス伊東温泉>
<ケイズハウス伊東温泉>

 伊東駅より徒歩7分、伊東市内を流れる松川沿いに、2010年8月にオープンした文化財ホステル<ケイズハウス伊東温泉>。大正末年頃に建築されたという建物は、前身は「大東館」、その後、1948(昭和23)年から2007(平成19)年まで旅館「いな葉」として約80年、営業していた。

 国指定登録有形文化財で築100年以上の建物が、なぜユースホステルになったのか? ユースホステルを経営するケイズハウス・グループは現在8店舗(平成26年11月現在)。常に「面白い物件はないか?」と、日本のみならず、海外まで物件を探しに行くというオーナーの目に留まったのが、当時、旅館を廃業し、売りに出ていた旅館「いな葉」。「こんな趣のある文化財に泊まれるなんて、外国人は感動するに違いない」。こうして、和室、ドミトリータイプなどの全19室のケイズハウス伊東温泉が誕生した。

 まずは、木造3階建ての外観、銅板ぶきの屋根、重厚感ある玄関をゆっくり眺めることから始めたい。木造の引き戸を開けて、玄関ホールへ進む。ぴかぴかに磨かれたケヤキの広幅板が、心地よい。左側には坪庭があり、ただ美しいというだけではなく、採光と通風という機能も備えていることに驚く。

 客室名は、「いな葉」で使用していた名をそのまま使用しており、「菖蒲の間」の障子にある菖蒲や鯉の彫刻、「牡丹の間」の障子の牡丹の花と雀の彫刻など、それぞれの部屋に施されたデザインを楽しみたい。

 他に「鶴の間」「かもめの間」「梅の間」「松の間」も、彫刻、襖(ふすま)の格子、欄間など見どころが多い。昭和4年頃、増築されたという4階部分の「望楼」と呼ばれる展望室からは、市内を流れる松川や、街並みを眺めることができる。

 伊東といえば、やはり"温泉"。「文福茶釜の湯」と名付けられた大浴場は、脱衣場、天井、壁など、木のぬくもりに包まれた源泉掛け流し。とぼけた顔の亀の口から、温泉が出てくるという遊び心がいい。

 マネジャーの岡部正郎さんは「宿泊客のほとんどがインターネット経由の予約。平均すると日本人が30%、外国人が70%の割合。外国人の宿泊客は、みなさん、喜んで帰っていく。連泊して、1日中、宿でゆったり過ごしたり、近くの山にハイキングに行ったり、とても上手に伊東を楽しんでいる。街並みや、田園風景に感動する人が多い」と話す。

 地元人には当たり前の風景である野菜の無人販売には、多くの外国人が「誰も盗らないのか?」とびっくりするそう。

 「外国人に人気の観光地はダントツに東京。次に京都。その中間にある伊東は地理的に恵まれている。外国人は"おもしろいことはないか?"と検索して、ケイズハウスにいきあたる。旅の印象は"人"で決まる。お客さんに満足してもらうことが使命。10年後、20年後、いつか日本を思い出し、"あ~楽しかったな"という思い出が残ればと思う。田舎と海外のインバウンドを結びつける役目をしたい」と岡部さん。

 旅行者コミュニティとして多くの支持を集めている世界最大の旅行クチコミサイト「トリップアドバイザー」で2013年、2014年と2年連続の5つ星を獲得。ロンリープラネットの「JAPAN」で「日本に行くなら、一番のお薦めです」と絶大の評価をうけた。

 また、「宿泊客をもてなしたい」と始めた餅つきや、お好み焼きパーティーなどのイベントも、スタッフ、地元の人たちとの交流が深まると毎回、大好評。「良泉さんぽ」と名付けられた近所の温泉巡りや、居酒屋が大人気となり、伊東の街中を外国人が歩く姿が日常風景となった。

 遠い国からわざわざ日本に来てくれる人たちは、きっと日本が好きな人。伊東に泊まり、温泉に入り、人に触れ、日本にある小さな町・伊東のことを好きになって、楽しい思い出をたくさん持ちかえってほしい。(M)

◆施設名:ケイズハウス伊東温泉
◆住所:伊東市東松原町12−13
◆電話:0557−35−9444
◆問い合わせメールアドレス:ito@kshouse.jp
◆日帰り入浴、文化財の館内見学は有料

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