「はなこのパン屋」は今日もにぎやか♪ふわふわパンで、みんな笑顔に<はなぱん>【沼津市】

2014年10月07日

「ふわふわパンが、自慢です」と華子さん
「ふわふわパンが、自慢です」と華子さん

 今なお、船頭が漕ぐ懐かしい渡し舟が残る「我入道(がにゅうどう)の渡し」で有名な沼津市我入道に、2014年5月にオープンした「はなぱん」。

 オーナーの貫名華子(ぬきな・はなこ)さんが「パン屋になろう」と一念発起して製パン学校に入学したのは、28歳の時。

 「本当は役者になりたかった。でもなかなか芽が出なかった。そんな時、働いていた菓子店の作業がとても楽しいことに気づいて。"あれっ?この仕事、好きかも"って。パンの修業で、28歳って、けっこう遅咲き。他の生徒は19歳とかとても若かった」と当時を振り返る華子さん。つらいことも多かったという学生生活を、持ち前の明るさと、人一倍の努力で乗り切り、卒業。移動販売を経て、念願のパン店オーナーになった。

 「我入道は、自分が生まれ育ったところ。実家もすぐ近くにある。近所のお年寄りはみんな顔見知りばかり。みんなが親しみやすい店にしたいと思い、"はなこのパン屋"で"はなぱん"にした」。

 以前は総菜店だったという店舗は、客の顔がよく見える対面式で、「話しながらパン屋をやりたい」と思っていた華子さんの理想的な形だったという。

 店内を覗くと、あんぱん、ジャムパン、クリームパンと昔懐かしいパンが並ぶ。高齢者が多いという客層に合わせ、今はやりのハード系のパンは一切、置いていないという。

 「お年寄りの人気はやはり、パンの王道あんぱん、ジャムパン、クリームパン。意外にピザパンや、ピーナッツクリームパンも良く売れる。客のほとんどが顔なじみのお年寄りや、小さな子どもを連れた母親など。一人暮らしの人などは、話をしたくて毎日、寄る。話して、満足してくれればうれしい。あまりに毎日来るので、2日くらい来ないと、"どうしたのかな?"と気になってしまう」とほほ笑む華子さん。

 散歩コースのルートに、はなぱんを入れ、毎日、特製のサンドイッチを買うお年寄りもいれば、店前のベンチに並んで座り、パンを食べながら、華子さんとの会話で盛り上がるなど、はなぱんはいつもにぎやか。さしづめ、地域の「見守りパン屋」というところ。

 今、華子さんの一押しは、はなぱんと、はんぺん専門店・沼津やいづ屋がコラボした「はんぺんメンチサンド」。やいづ屋特製はんぺんメンチを、はなぱんのふわふわパンでサンドした一品。噛めば噛むほど、うまみが出ると大好評で、取材当日も、あっと言う間に売り切れてしまった。

 静かな我入道の住宅街に咲いた大きな花まる・・・はなぱん。今日もふわふわのパンと、明るい華子さんの笑い声が、みんなを元気にすることだろう。(M) 

◆店名/はなぱん
◆住所/沼津市我入道浜町352−1
◆営業時間/午前9時~売り切れ次第終了
◆定休日/日・月曜日 
◆TEL/055−931−2080
◆駐車場3台

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