日本の百名湯・文人墨客に愛された修善寺温泉発祥の温泉 <独鈷の湯>【伊豆市】

2014年10月03日

独鈷の湯
独鈷の湯

 夏目漱石や芥川龍之介など、多くの文人墨客に愛された修善寺温泉。熱海温泉、伊東温泉と共に日本の百名湯(日本経済新聞)に選ばれた伊豆最古の温泉場。そのシンボルとして存在感を放つのは『独鈷の湯(とっこのゆ)』。

 約1200年前の807(大同2)年、弘法大師・空海がこの地を訪れた際、桂川の冷たい水で父の体を洗う親孝行の少年に心を打たれ、「この水では冷たかろう」と金銅製の密教法具・独鈷杵(とっこしょ)を使い、川の岩を砕いて霊泉を湧出させたという。そして、温泉療養をした父はたちまち平癒(へいゆ)したと伝えられた。そのことから「独鈷の湯」と呼ばれるようになり、湯治療法の場として湯治客などで、町はにぎわいを見せた。

 入り口には、独鈷杵を模した石碑があり、対岸にある独鈷の湯公園内には、「湯掛け稚児大師」が建てられていて、水路を流れているのは温泉。健康や体の不調部位に湯をかけ回復を祈願するとよいという。

 独鈷杵は修禅寺の裏山から1961(昭和36)年に発見され、境内の宝物殿で公開されている。手水舎の水口からも源泉かけ流しの温泉が流れるなど、各所で今も変わらぬ風情を残す。

 四季折々の景色で魅了する伊豆の小京都・修善寺。修善寺温泉発祥の湯<独鈷の湯>は時代を越えてもなお、この地に欠かせない存在となっている。(T)

◆静岡県伊豆市修善寺

◆問い合わせ先/0558−72−2501(伊豆市観光協会修善寺支部)

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