2014年09月24日
伊豆の長八美術館近くにある伊那下(いなしも)神社の祭神は、山神(やまのかみ)・彦火火出見尊(ひこほほでみのみこと)と、海神(うみのかみ)・住吉三柱大神(すみよしみはしらのおおかみ)。御利益は、産業守護、交通航海守護、延命長寿、学業成就、手足守護など。
境内には、静岡県指定天然記念物である樹齢約千年の大イチョウがあり、その昔、沖を行く船が、秋になり黄葉した姿を目印にしたとも言われているほど見事な枝ぶり。※目通り8メートル、樹高22メートル、枝張り25メートル 近年は他の2本のイチョウと合わせ、「親子イチョウ」として親しまれている。
また、"長寿の泉"と言われる「神明水」が湧いており、「おいしい水」だと評判を呼び、遠くから水を汲みに訪れる人も多い。
源頼朝が寄進したといわれる国宝の「松藤双鶴鏡」や、伊豆の長八の作品もあり。
伊那下神社を訪れ、鳥居をくぐると、厳かな気持ちになった。お参りをし、イチョウを眺め、神明水をいただき、再び、鳥居へ。今度はふわっと優しい風が吹いた気がした。「精霊の森」と名付けられ、飾られた宮司作のチェーンソーアートの動物たちが見送ってくれたのかもしれない。松崎散策の折りには、ぜひ訪れてほしいスポット。(M)
◆施設名/伊那下神社
◆住所/松崎町松崎28
◆業務時間/午前8時~午後5時
◆休日/なし
◆TEL/0558−42−2268