2014年01月31日
雲ひとつない晴天のある日。世界文化遺産・富士山と駿河湾を望む沼津市戸田から、「日本の夕陽(ゆうひ)100選」に選ばれた西伊豆町へ向かう。
海岸線を車で走りながら、刻々と移りゆく空と海、太陽を反射する山々が、トンネルをくぐるたび、カーブを曲がるたびに目に飛び込んでくる。
御浜岬から碧の丘をぬけ、彫刻家・重岡健治(伊東市)制作の像が夕陽を背に、旅人を癒す旅人岬。その先には、自然を愛した歌人・若山牧水も好んで訪れた土肥から望む夕陽。恋人たちの聖地・恋人岬へと続く。
日没15分前に到着した西伊豆町・黄金崎からは、すべてをオレンジ色に輝かせる大きな太陽が、水平線に沈もうとしていました。
帰路の国道136号線からは、空と海の間に濃いオレンジ色の線が描かれ、薄暮に浮かぶ富士山。
冬の澄んだ空気が織りなす伊豆西海岸の景色は、四季折々に楽しみたいドライブコースです。(T)