祐親まつり「伊東の祖」たたえる 献花、作品読み上げ、作者表彰 

伊東版 2019年05月20日

祐親まつりの式典で、献句、献花する俳句作品の作者ら=松川藤の広場
祐親まつりの式典で、献句、献花する俳句作品の作者ら=松川藤の広場
華やかに武者行列する八重姫役の宇野さんら=湯の花通り
華やかに武者行列する八重姫役の宇野さんら=湯の花通り

 第44回伊東祐親まつり(NPO法人伊東市文化財史蹟保存会主催、市・伊東観光協会共催、伊豆新聞本社後援)2日目の19日、松川藤の広場で式典が開かれた。市街地で武者行列も行われ、まつりを盛り上げた。

 式典には保存会や市、市議会、観光協会の関係者ら50人が出席した。ステージ上に飾られた祐親のパネルに献花し、伊東の祖の功績をたたえた。献句・献歌された俳句、短歌、川柳作品を読み上げ、作者を表彰した。

 同NPOの堀口武彦理事長はあいさつで「『変化しよう』を合言葉に1年間準備に取り組んだ成果を感じてほしい。地域に根付き育まれた文化、歴史の活用が、地域活性化には欠かせない。引き続き活動していくので、多くの支援をお願いしたい」と呼び掛けた。小野達也市長は「市民と一緒になって、祐親まつりを盛り上げていきたい」と述べた。

 式典終了後、盛大に餅まきが行われた。多くの人が集まり、舞台からまかれる餅に競って手を伸ばした。

 献句・献歌された作品は次の通り。

 【俳句】「祐親の修羅は静まり五月晴れ」古沢由美(富戸)▽「真似て積むケルン嘆きの女塚」古川すみ子(富戸)▽「音無に薄衣の影八重姫か」井村千代子(川奈)▽「幾世見つ物見緑に伊東の祖」礒うた子(宇佐美)

 【短歌】「源平の間で苦悩の祐親の辛き覚悟の末は哀しや」大沼秀哉(和田)▽「遠き日の馬上ゆたけき祐親公物見ケ丘より令和の街見つ」高橋たか(松原)▽「新緑の木漏れ日うけて墓石あり民家に囲まれ祐親眠る」鳥飼丈夫(吉田)

 【川柳】「祐親の波乱万丈夢と義と」児玉マサオ(大室高原)▽「三郎の相撲讃える河津掛け」安原澄子(吉田)▽「佇めば奥野狩場は風ばかり」田辺なかい(池)

 ■華やか武者行列 ミス八重姫・宇野さんら威勢良くときの声

 武者行列では、ミス八重姫コンテストでミスに選ばれた名古屋芸術大1年の宇野はる歌さん(18)=伊東市玖須美元和田出身=が、八重姫役を務めた。まつり関係者が伊東祐親、源頼朝、河津三郎祐泰、曽我十郎・五郎らに扮(ふん)し、着物や甲冑(かっちゅう)姿で中心市街地を練り歩いた。

 一行はJR伊東駅前を出発。仲丸通り、湯の花通り、東海館前を歩き、藤の広場に向かった。途中で口上を述べ、「エイエイオー」と威勢良く、ときの声を上げた。華やかな武者行列は沿道の市民や観光客らの注目を集めた。

 宇野さんは「地元の皆さんに声を掛けてもらい、うれしかった。将来、舞台の仕事をしたいのでとても勉強になった。これからも伊東温泉のPRを頑張りたい」と笑顔で話した。

 【写説】祐親まつりの式典で、献句、献花する俳句作品の作者ら=伊東市の松川藤の広場

 【写説】華やかに武者行列する八重姫役の宇野さんら=伊東市の湯の花通り

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