大津波襲来「より高所へ」 60自主防1500人が訓練―伊東

伊東版 2019年03月11日

和田防災専門官(手前)から地震解錠ボックスの操作方法の説明を受ける参加者=西小
和田防災専門官(手前)から地震解錠ボックスの操作方法の説明を受ける参加者=西小

 ■避難ビル解錠法など学ぶ

 県の津波対策推進旬間(6~15日)に合わせ、伊東市内の沿岸部や津波浸水想定区域内の自主防災会は県下統一実施日の10日、津波避難訓練を行い、避難場所や避難経路を確認した。岡区(江口邦夫区長)は、昨年津波避難協力ビルに指定された西小で地震解錠ボックスの操作方法などを学んだ。市危機対策課によると、訓練には市内の60自主防災会・約1500人が参加したという。

 岡区の訓練は10自主防災会の約70人が参加した。海抜9・6メートル、3階建ての西小に避難した後、同課の和田弘貴防災専門官が解錠ボックスの構造、操作方法を説明した。ボックスは職員玄関横に設置され、震度5弱の揺れで開く。中には玄関の鍵が入っている。

 参加者は校舎に入り、3階に一時避難した後、2階で防災講話を聞いた。和田防災専門官は相模トラフ沿いの最大クラスの地震が発生した場合、伊東市で予想される震度は5強~6弱、津波の高さは最大17メートル、と説明。岡区は三角州で揺れやすい地形とも話した。津波の速さ、破壊力、東日本大震災での実例も紹介しながら「より高い所に逃げる」ように強く促した。

 訓練を見守っていた同課の石井英明課長は講評で「どこに避難するのかを、日ごろから家族や近所の人たちと話し合ってほしい」、江口区長は「車で逃げず、津波の来る方向を避けて西小に避難してほしい」と注意を呼び掛けた。参加した40代男性(久治町)は「避難経路の確認や心構えなどためになった」と感想を語った。

 訓練は相模トラフを震源域とする県の第4次地震被害想定「レベル2の地震(相模トラフ沿いの最大クラスの地震)」が突発的に発生し、市内では震度6強の地震を観測。間もなく沿岸部に大津波が襲来し、全域に著しい被害が発生する−との想定で行われた。

 【写説】和田防災専門官(手前)から地震解錠ボックスの操作方法の説明を受ける参加者=伊東市の西小

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