東日本大震災8年 「寄り添う気持ち忘れない」―伊東・杉山さん

伊東版 2019年03月10日

「連帯バザール・伊東買い援隊」を通じた被災者支援への思いを語る杉山さん=伊東商工会議所
「連帯バザール・伊東買い援隊」を通じた被災者支援への思いを語る杉山さん=伊東商工会議所

 ■買い援隊活動への思い、あす連携バザール 収益、被災者支援に

 東日本大震災から8年となる11日、伊東商工会議所の有志が伊東市役所で、被災者支援のための「連帯バザール・伊東買い援隊」を開く。市内の飲食店や菓子店など8店が参加し、収益金を被災者支援に充てるために自社の商品を販売する。参加する同市松原の老舗豆腐店「吉正」社長の杉山洋介さん(47)は「寄り添う気持ちを忘れないことが大切。そのための力になりたい」と活動への思いを語った。

 買い援隊活動は2011年3月11日に大震災が発生してすぐの同月28日に始まった。初回は約3週間にわたって活動し、その後は不定期に開催を続けた。活動は今回が13回目。収益金を、災害被災地支援や青少年健全育成などのために役立ててきた。被災地にはこれまでに5回、義援金を送っている。

 命以外失った「松原大火」 活動継続がメッセージ

 杉山さんは活動を始めたメンバーの一人。自身も1988年12月に中心市街地で発生した「松原大火」で家を失っており、「人ごとではなかった」と話す。「大火で、命以外全てを失った。その時の心の傷は、たとえ小さくなっても決してなくなることはない」―。

 その体験から、被災地への関心が少しずつ薄れていることに危機感を抱いているという。「自分たちが活動を続けることで、被災者の皆さんに『決して忘れない』というメッセージが伝わるのではないか。多くの人たちが、もう一度考えるきっかけになればいいと思う」と語った。

 開催時間は午前10時~午後2時。ただし、用意した商品がなくなり次第販売終了となる。収益金を後日、岩手県商工会議所連合会を通して被災地に送る。

 連帯バザール・伊東買い援隊の参加店と販売する主な商品は次の通り。

 吉正(豆乳ぷりんなど)▽菓匠司(イチゴ大福、団子)▽パン工房菓蔵庵(食パン、菓子パン)▽おかずのあんどう(伊東七福まごころずし)▽ベーカリー&カフェレストランSAZANKA(パン、サンドイッチ、弁当)▽杉崎菓子店(塩大福、豆大福、イチゴ大福、赤飯)▽川奈ホテル(やまももフルーツケーキなど)▽肉の村田(弁当)

 【写説】「連帯バザール・伊東買い援隊」を通じた被災者支援への思いを語る杉山さん=伊東商工会議所

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