タイワンリスよけ用野鳥餌台 新作、餌取られる被害なし―伊東

伊東版 2019年03月06日

鳥籠の中に鳥が入って餌を食べるという新作の餌台=伊東市富戸
鳥籠の中に鳥が入って餌を食べるという新作の餌台=伊東市富戸

 ■ギャラリー経営・沢井さん改良 鳥籠の中に小皿、「諦めて帰る」

 伊東市富戸でくらしのギャラリー陶八画を営む沢井幸男さん(79)は、13年前から同ギャラリーのテラスに設置しているタイワンリスよけ付きの野鳥の餌台を改良し続けている。このほど、設置した新作は発想の転換が奏功し、現在まで餌を取られる被害を受けていないという。

 今回が4作目。これまで麦わら帽子を皿の下に付けたり、針金を細くして渡れないようにしたりなどの対策を講じてきた。3年前には、陶器の餌入れの下に高さ50センチのごみ箱を逆さに付けた餌台を完成させた。固定されていないので触れると揺れるため、リスは登ることができなかった。完成後数カ月は被害が出ていなかったが、ある日沢井さんは勢い良くごみ箱を登り餌を食べるリスを目にした。リスとの知恵比べに敗れたことを知り、「長い休戦」となっていた。

 しかし、偶然見つけた鳥籠からイメージが湧き上がり、再び餌台作りに取りかかることに。「鳥籠の中に鳥を入れて食べさせる。転換の発想だ」と言う新作は、横30センチ、縦15センチほどの籠の中に直径10センチの餌皿を中心に置いたもの。同様のしかけで当初は直径15センチほどの餌皿を使っていたが、リスが籠の間から手を伸ばして餌を取っていため、皿のサイズを小さくする改良を加えた。

 「最近は周りをうろうろしているが、諦めてすぐ帰っていく。その様子を見て満足している」と沢井さんは笑顔で話した。テラスにはヤマガラやシジュウカラが集まり、ヒマワリの種をついばんでいく。

 【写説】鳥籠の中に鳥が入って餌を食べるという新作の餌台=伊東市富戸

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