著作権侵害で伊東市など訴え 伊藤さん(アトリエロッキー)会見 

伊東版 2019年02月09日

市などを相手にした訴えの内容を説明する伊藤さん(右)=沼津市の県東部法律会館
市などを相手にした訴えの内容を説明する伊藤さん(右)=沼津市の県東部法律会館

 ■「一言断ってくれれば」 作品無断使用

 伊東市のPR動画に自身の作品を無断で使用され著作権を侵害されたとして、市などを相手に謝罪と損害賠償を求める訴えを静岡地裁沼津支部に起こした同市八幡野の空撮映像会社アトリエ・ロッキー代表の伊藤堯さん(79)が8日、沼津市の県東部法律会館で弁護士と共に会見した。伊藤さんは「一言断ってくれればそれで済んだのに、このような結果になって非常に残念」と思いを語った。

 訴状などによると、市などは同社が2017年8月に撮影・編集して完成させた作品「按針祭花火大会」の素材データを無断で流用して「伊東市PR動画」を制作した。動画は18年5月から、家電量販店で放映された。

 会見で弁護士は、PR動画は作品の二次的著作物で、原告の著作権・著作者人格権が及ぶことを指摘。「PR動画を利用する際には、原告の許諾が必要になる。許可を得ずにPR動画を作って公表したことは、著作権の侵害に当たる」との見方を示した。伊藤さんは「作品の一部を無断で流用して作ったPR動画が放映されたのは、全く寝耳に水の出来事だった」と話した。

 伊藤さんはこの件とは別に、航空法違反の疑いで市を伊東署に告発した。告発状などによると、市は17年6月4日と9月1日、防災訓練会場で国土交通省に申請せずに無許可でドローンを飛行させた。

 告発理由について伊藤さんは「許可なく訓練もせずにドローンを飛行させるのは、市民の安全を脅かす非常に危険な行為。不本意だが目を覚ましてもらおうと告発に踏み切った」と説明した。

 ■市「主張は裁判で」

 同市観光経済部の近持剛史部長は「訴状が届いていないので詳しいコメントは差し控えたい」と前置きした上で、「裁判の中で市の主張をしていきたい」と話した。

 【写説】伊東市などを相手にした訴えの内容を説明する伊藤さん(右)=沼津市の県東部法律会館

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