治療優先度決め“処置室”へ 伊東市内115自主防の1万人訓練

伊東版 2018年12月03日

色分けしたけが人役の男性を応急処置する教室へ運ぶ訓練に取り組む参加者=門野中
色分けしたけが人役の男性を応急処置する教室へ運ぶ訓練に取り組む参加者=門野中
訓練で青木会長(中央)から三角巾の使用法を学ぶ住民=広野の南伊東地域センター・なごみ
訓練で青木会長(中央)から三角巾の使用法を学ぶ住民=広野の南伊東地域センター・なごみ

 ■避難誘導やトリアージ 地域防災の日

 県の「地域防災の日」の2日、伊東市でも各地区で防災訓練が繰り広げられた。市によると115自主防災会・約1万人が参加し、家庭内確認、避難誘導、資機材点検、救出救助、消火などの訓練に励んだ。市立門野中では、医療救護所訓練も行われた。

 訓練は大規模地震が発生し、沿岸部に津波が押し寄せたことを想定した。

 市立門野中校舎では救護所の運営訓練が行われた。医師、歯科医師、薬剤師、看護師、岡区民ら約70人が多数の負傷者を想定し、トリアージ(重症度や緊急度で振り分け)訓練に励んだ。傷病者役の医療スタッフが大声で痛みを訴えるなど、緊迫した雰囲気の中、参加者たちは、運ばれた負傷者の状態を、医師の判断を求めて確認。治療優先度を色分けし応急処置室となる教室へ患者を運んだ。

 訓練に参加した岡区いずみ台に住む菊地徳代さん(73)は「トリアージ訓練に初めて参加した。けが人役が自分より大きい男性だったので、肩を貸して教室まで運ぶのが大変だった。いざという時のための心構えができた」と話した。

 ■三角巾使い効果的止血 広野で20人

 広野連合自主防災会(青木政博会長)は、広野の南伊東地域センター・なごみで、各種訓練に励んだ。

 中学生や高校生を含む約20人が参加し、三角巾の使用法、応急担架の作り方、消火器の取り扱い方などを習得する訓練に真剣に取り組んだ。元消防職員の青木会長が指導した。三角巾の使用法では、効果的な止血や固定方法などを学んだ。

 青木会長は「自分や家族による『自助』、地域で支え合う『共助』の心構えを訓練を通じて普段から持っていてほしい」と呼び掛けた。

 ■色分けしたけが人役の男性を応急処置する教室へ運ぶ訓練に取り組む参加者=伊東市の門野中

 ■訓練で青木会長(中央)から三角巾の使用法を学ぶ住民=伊東市広野の南伊東地域センター・なごみ

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