伊東の石井さん カンボジア・アンコールワット修復で技術指導

伊東版 2018年08月08日

参道修復工事の現場で工法を確認する石井さん(左から2人目)ら=カンボジアのアンコールワット(石井さん提供)
参道修復工事の現場で工法を確認する石井さん(左から2人目)ら=カンボジアのアンコールワット(石井さん提供)

 ■ODA事業 工法確認、採石場視察も 

 伊東市音無町の石井石材相談役石井幸弘さん(61)がこのほど、カンボジアの世界文化遺産アンコールワットの西参道修復事業に加わり、技術指導を行った。3回目の参加。技術指導に加え、修復に使用される石材の採石場の視察も行った。

 政府開発援助(ODA)の事業で、上智大が主導している。同大の要請を受けて全国優良石材店の会(全優石)が技術者を派遣しており、石井さんも2016年から毎年参加している。西参道は長さ100メートル以上で、水濠に架かる橋のような形をしている。

 石井さんは7月16日から22日まで現地に滞在した。その間に、2カ所の採石場を視察した。参道に敷く「砂岩」と、土台などに使う煉瓦のような「ラテライト」の採取地を実際に見て回り、安定供給できることを確認したという。

 石井さんの滞在中に、今後の工事の進め方の方針も決定した。参道の壁面の内側をコンクリートで補強し、その中を土で固めた上で砂岩を敷き詰めていく工法を採用することになった。「昔の職人の手による壁面の石積みを保存しつつ、参道を修復することに決まったようだ」と石井さんは説明した。

 参道の修復工事は20年の完成を目指して進められている。石井さんは「訪れるたびに、昔の職人の技術の素晴らしさを実感させられる。そこに、自分が造ったものが残ることは非常に感慨深い。何とか、完成まで見守り続けたい」と話した。

 【写説】参道修復工事の現場で工法を確認する石井さん(左から2人目)ら=カンボジアのアンコールワット(石井さん提供)

各地の最新の写真
伊東
“玄関口”明るく、歓迎 市、伊東駅前に提灯240個
下田
有機農家指導で稲刈り 伊豆食材でバーベキュー―松崎稲作塾 
中伊豆
「かわいいウサギ形」 土肥こども園、「十三夜」で団子作り
熱海
神幸行列 勇ましく練る―今宮神社例大祭

最新写真特集

伊豆のひろば投稿
伊豆パワースポットめぐり
伊豆新聞&イズハピが贈る伊豆の観光情報紙「伊豆時間」 花半島伊豆 ちょっと早めの春をさがしに・・・(PDF)