アダムスの偉大さ再評価 講演会やパネル展―伊東按針祭・第1弾

伊東版 2018年08月05日

パネル展会場に展示された帆船の模型を興味深そうに見る親子=伊東ふれあいセンター
パネル展会場に展示された帆船の模型を興味深そうに見る親子=伊東ふれあいセンター

 ■功績、海事史に焦点

 伊東市最大の観光イベント第72回「按針祭」(執行委員会主催)行事の第1弾「按針パネル展&講演会」が4日、松川町の伊東ふれあいセンターで始まった。日本初の洋式帆船を建造した英国人ウィリアム・アダムス(日本名・三浦按針)の功績と海事史に焦点を当てた初の試み。パネル展示と講演などを通じて、按針の偉大さと海事史に残した足跡などの再評価を試みている。

 パネルは「新航路」「日本発洋式帆船建造」「徳川家康の外交顧問としての活躍」など六つのテーマに分けて、約120枚を展示した。洋式帆船建造に関しては、松川の河口で造られた船の画期的な船体構造や、ドライドックを使った建造方法などを詳細に紹介した。会場には帆船の模型も展示した。

 家族旅行の途中に立ち寄ったという横浜市の公務員海老名亮生さんは「地元を走る京浜急行線に安針塚という駅があるので按針という名前は知っていたが、その功績は今回初めて知った」と話した。熱心に解説文を読んだ小学1年生の息子優志君は「楽しかった」と笑顔を浮かべた。

 初日の講演では、東京海洋大の教授2人が「按針と帆船」「帆船の系譜」、現役の水先案内人が「按針の後輩として」をテーマに語った。講演会は5日と10日にも予定しており、専門家が按針や造船、航海などについて語る。

 今回の「パネル展と講演会」は、同市に縁のある同大OBが中心となって企画した。発起人の一人、藤田浩一さんは「海運国・日本を築いた先人の遺業を多くの市民や観光客に知ってもらうきっかけになればうれしい」と話した。

 パネル展は10日まで。時間は午前10時~午後4時。5日と10日の講演会の開催時間は午後1時~午後3時45分。

 【写説】パネル展会場に展示された帆船の模型を興味深そうに見る親子=伊東ふれあいセンター

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