伊東のメガソーラー林地開発申請 数値に疑義、審議再継続

伊東版 2018年04月06日

極めて異例となる2日目の継続審議を決めた森林審議会=県庁
極めて異例となる2日目の継続審議を決めた森林審議会=県庁

 ■県森林審保全部会―調査道路の伐採面積 信頼性に「精査必要」

 県森林審議会(中谷多加二会長)は5日、県庁で臨時の林地保全部会を開いた。伊東市八幡野地区で都内の合同会社が進める大規模太陽光発電施設(メガソーラー)建設に関する林地開発許可申請などについて2回目の審議を行い、詳細資料の提示や説明を受けた後、事業者側が市に届けた調査用道路の森林伐採面積が誤って記載されていた疑いがあることを問題視して、「データの信頼性に疑いがある」とし、今回も極めて異例となる継続審議とした。次回の開催期日は未定。事務局である県は、反対派住民らからの指摘を受け、疑義が生じたことを明らかにした。

 景観阻害への懸念、希少動植物の保護、災害防止についての審議では、事務局側が資料を示しながら説明した。委員からは「隣地の森林を頼ることなく、事業計画地内で景観阻害を緩和するべきだ」「台風など予想を超える雨が降った場合も万全な対策を講じる必要がある」といった意見が出た。さらに、事務局側が市民団体からの指摘で調査用道路の伐採面積に関する疑義が生じたことに触れ、「(申請)データを再度精査する必要がある」とした。難波喬司副知事は「県に提出されたデータについても信頼できない疑いがあると判断せざるを得ない。信頼性に疑いあるデータで審査結果を出す訳にはいかない」と述べた。

 【写説】極めて異例となる2日目の継続審議を決めた森林審議会=県庁

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