時間や場所にとらわれず 成果報酬型テレワーク導入―伊東の業者

伊東版 2018年02月08日

社員からパソコンへの入力方法の説明を受けるテレワーク希望者(手前)=川奈のアートクレーン
社員からパソコンへの入力方法の説明を受けるテレワーク希望者(手前)=川奈のアートクレーン

 ■子育て中の女性に人気 地元に「新たな働き場所」

 地盤調査・地盤改良工事の分野で急成長しているアートクレーン(本社・伊東市川奈、山口喜広社長)はこのほど、新たな雇用形態として「成果報酬型テレワーク」を導入した。自宅で空き時間を使って働けることから子育て中の女性らの人気を集め、募集した50人の枠はあっという間に埋まった。基本的なパソコン入力方法や業務内容の説明などを行った上で、近く本格的にテレワークをスタートさせる。

 テレワークは「情報通信技術(ICT)を活用した、場所や時間にとらわれない柔軟な働き方のこと」(一般社団法人日本テレワーク協会のホームページより)。在宅勤務、モバイルワーク、サテライトオフィス勤務などがある。同社は子育て中の女性や退職後のシニア世代に自宅でパソコンを使って働いてもらうことを想定している。

 同社にとって、企業の成長速度に社員の数が比例しないことが課題の一つになっていた。テレワーク導入により、その課題を解決すると同時に地元の人たちに新たな働き場所を提供することを目指した。一定時間拘束するのではなく、仕事の成果に対して報酬を支払うスタイルを取り入れ、より働きやすくした。

 テレワーカーが行う仕事は、地盤調査、地盤改良工事の報告書作成。調査や工事のデータを転記して、報告書にまとめる。報酬は調査報告書が1冊570円、工事報告書が1冊850円。慣れれば1冊を40分~1時間程度で仕上げることができるという。

 先月テレワーカーを募集したところ、すぐに定員に達した。同市と近隣の19~79歳の男女から応募があったという。同社は今月初めから、研修を終えた人に順次仕事を依頼している。3人の幼い子どもがいる同市の女性(36)は「家で好きな時間に働けるのはとても助かる。子どもが昼寝している時間などを利用したい。パソコンを使うのは久しぶりで不安もあるが、何とかできると思う」と話した。

 昨年実績で同社は地盤調査7千件、地盤改良工事5千件を行っており、今年はさらに業績が向上する見込みだという。山口社長は「大手企業の中には海外にテレワーカーを求めるところもあるが、うちは地元の人たちにお願いしたい。まずは報告書作成から始めて、少しずつ仕事の幅を広げていくつもり。伊東のために少しでも役に立てればうれしい」と期待を込めて話した。

 【写説】社員からパソコンへの入力方法の説明を受けるテレワーク希望者(手前)=伊東市川奈のアートクレーン

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