地域防災訓練 災害備えつながりを―伊東市内各地区で1万人

伊東版 2017年12月04日

消火器を使った訓練に取り組む参加者=富士見町会館前
消火器を使った訓練に取り組む参加者=富士見町会館前
色分けした患者を応急処置する教室へ運ぶ訓練に取り組む市医師会長の山本佳洋さん(中央)ら=西小
色分けした患者を応急処置する教室へ運ぶ訓練に取り組む市医師会長の山本佳洋さん(中央)ら=西小

 ■AEDや消火体験

 県の「地域防災の日」の3日、伊東市でも各地区で防災訓練が行われた。市によると、113自主防災会の1万600人が参加し、家庭内確認、避難、資機材点検、救出救助、消火、避難所運営などの訓練に取り組んだ。市立西小や県立伊東商業高では、医療救護所訓練も行われた。

 地域防災訓練は、大規模地震が発生して県内各地で震度7~6弱を観測、沿岸部に大津波が襲来した―という想定で行われた。「防災は 日頃の備えと

地域の和」をスローガンに、自分と家族の命を自ら守る「自助」や皆で助け合う「共助」を主体的に実践し、地域防災力の向上を目指した。

 同市の富士見町町内会(杉山勉会長)は、富士見会館で訓練を行った。中学生、高校生を含む住民135人が参加し、防災資機材取り扱い訓練、自動体外式除細動器(AED)使用訓練、消火訓練などに取り組んだ。消火訓練では実際に消火器の操作も体験した。

 杉山会長は「高齢者が多いので、今後は近所同士の付き合いや声掛けがますます大切になってくる。地域防災訓練に参加して住民同士顔を合わせることが、万が一の時に必ず役立つはず」と話した。

 ■医師ら西小で救護所運営、トリアージ訓練

 市立西小では救護所の運営訓練が行われた。医師、歯科医師、薬剤師、看護師、岡区民ら約80人がトリアージ(傷病者の振り分け)訓練に取り組んだ。岡区民は2班に分かれ、順番で訓練全体の様子を見学した。災害時に開設される救護所への理解を深めてもらおうと、初めて見学を取り入れたという。

 実際に災害時の救護所となる西小での訓練は、多数の負傷者を想定して取り組んだ。緊迫した雰囲気の中、参加者たちは、運ばれた負傷者の状態を、医師の判断を求めて確認。治療優先度を色分けした応急処置室となる教室へ患者を運んだ。

 市医師会理事で災害医療担当医師の武山憲行さん(46)は「一般の住民の人たちにも、災害時に開設される救護所についてもっと知ってもらいたい」と話し、訓練を見学する意義を強調した。

 【写説】消火器を使った訓練に取り組む参加者=伊東市の富士見町会館前

 【写説】色分けした患者を応急処置する教室へ運ぶ訓練に取り組む市医師会長の山本佳洋さん(中央)ら=伊東市立西小

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