伊豆急のオリーブ事業本格化 開始4年、138キロ収穫―伊東

伊東版 2017年10月13日

オリーブの実を収穫する伊豆急社員=鎌田の門野ほ場
オリーブの実を収穫する伊豆急社員=鎌田の門野ほ場

 ■初の搾油作業、歓声湧く

 地域活性化を目指し伊豆ブランドのオリーブ栽培と6次産業化に取り組む伊豆急ホールディングスと東急電鉄は12日、オリーブの収穫と搾油を伊東市内で行った。本格的にまとまった量の実を収穫し、搾油するのは事業開始から丸4年で初めて。

 収穫作業は、最初に苗木を植えた場所の門野圃場(ほじょう)=同市鎌田=で行われた。同所約30アールの畑には177本のオリーブの木が育っている。名産地の香川県小豆島と差別化するため、イタリア産の4品種を栽培。ほど良い苦みと辛みが味の特徴という。伊豆急HDの小林秀樹社長ら同社役員、営業推進部社員、栽培に協力している近隣の共同研究農家や関係者約30人が協力し、晴天の下、収穫に汗を流した。午前中の作業で約103キロを収穫した。このほか東伊豆町内の共同研究農家3軒が35キロを採った。

 八幡野にある専用の搾油所では、収穫した実の搾油作業が行われた。傷ついた実を取り除くなど選別し、きれいに水で洗った実をイタリア製の搾油機で搾った。新鮮な緑色をした油が搾り出されると社員らから大きな拍手が起こり、歓声が湧いた。オリーブ油は来年2月までにエキストラ・バージン・オイルとして製品化される見通し。

 健康志向の高まりによるオリーブ需要の急増を背景に、伊豆地区の活性化策として両社は、2013年秋に「伊豆オリーブみらいプロジェクト」をスタートした。伊東市と賀茂地区の直営と、共同研究農家21軒のほ場計約10ヘクタールにオリーブの苗約5700本を植栽し、オリーブオイルなどの商品開発に力を入れてきた。

 小林社長は「最初は14粒しかなかった収量も、4年がたち思った以上に増え、感慨深い。地域に役立つためにオリーブの産業が伊豆で根付いてくれたらうれしい。オリーブ油を伊豆のおいしい物と合わせるのがこれからの楽しみ」と期待を込め話した。

 【写説】オリーブの実を収穫する伊豆急社員=鎌田の門野ほ場

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