「ヤギ除草」に手応え 伊東市、吉田で実証実験

伊東版 2017年05月18日

生い茂った雑草を食べる2頭のヤギ=吉田
生い茂った雑草を食べる2頭のヤギ=吉田

 ■平成森鮮組JAが協力

 伊東市は、ヤギを使った森林整備に取り組む「平成森鮮組」(伊豆市貴僧坊、山下隆代表)とJAあいら伊豆の協力を得て、伊東市吉田でヤギによる除草の実証実験を行っている。平成森鮮組から無償で借り受けた2頭のヤギを囲いの中で放し飼いにして、雑草を食べさせている。市産業課は「予想以上のペースで除草が進んでいる」と、期待を込めて見守っている。

 山下代表がNPO法人伊東里山クラブの理事も務めていることから、同NPOの高野政英理事長の紹介で市の実証実験が始まった。同JAの所有するミカン畑の一角160平方メートルを金網で囲い、雌のミナミと雄のコロンの2頭を放した。囲いの中に小屋も設置した。

 2頭は主に朝と夕方に雑草を食べ、その他の時間は寝たり体を休めたりしている。雑草から水分を補給できるので水を与えなくてよく、世話をする必要はほとんどない。ヤギがいることで警戒してイノシシやシカが近づいてこないことから、有害鳥獣対策にも役立つという。

 山下代表は「草だけでなく、若木も好物。岩がごろごろしている斜面も平気で歩き回るので、人が草刈りに苦労するような足元の悪い場所に生えた雑草も食べてしまう。囲いと乾燥した小屋さえあればいいので、手はかからない。ヤギによる除草をもっと広めていきたい」と話した。

 今回の実証実験では当初、160平方メートルの除草に2週間程度掛かることを見込んでいたが、半分の1週間で完了してしまった。市はいったんヤギを返して、囲いを移設。17日、実証実験の第2弾を開始した。市産業課は「ある程度時間を掛けて効果を検証していきたい」と今後について説明した。

 【写説】生い茂った雑草を食べる2頭のヤギ=吉田

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