祇園・いなり寿し、思い出賞 JR東・駅弁総選挙―伊東

伊東版 2017年03月18日

思い出賞を受賞した「いなり寿し」=広野の祇園本店
思い出賞を受賞した「いなり寿し」=広野の祇園本店

 ■半数超が女性票 「若い世代へアピールに」

 伊東市広野の駅弁・仕出しの祇園(守谷匡司社長)の「いなり寿し(600円、税込み)」が本年度の、JR東日本・駅弁総選挙「駅弁味の陣2016」(JR東日本主催)で、旅の思い出として最も評価が高かった駅弁に贈られる「思い出賞」を受賞した。16日に広野の祇園本店で表彰式が開かれ、表彰状と副賞を受け取った。初参加で受賞した守谷社長は「人生という旅の一ページに残る商品を、と思って作ってきたのでうれしい」と喜びをかみしめた。

 駅弁味の陣は2011年から、駅弁の活性化を目的に開催されている。16年度はJR東日本の12支社が推薦した駅弁61種類がエントリーした。9304票がはがき、インターネットなどで投票され、うち59票を祇園が獲得した。「いちばん地味だけど味はナンバーワン」「伊東に行くと必ず買っちゃいます」「甘めの味付けが冷めてもおいしく駅弁に適している」などのコメントが寄せられた。特に40~60代から支持され、半数以上が女性票だった。

 祇園のいなり寿しは1946年の創業当時からの看板商品で、今も味は変わっていないという。油揚げは富士市の豆腐店から70年取り寄せている。味付けは醤油と砂糖だけという。守谷社長は「丁寧に作ることを心掛けている。素材はシンプルに、いいものを作った方が長く愛される」と味の秘訣(ひけつ)を語った。

 今回推薦した、JR東日本横浜支社の渡部英哲企画課長は「駅弁を若い世代にどうアピールするかが課題になっている。この賞が、祇園のいなり寿しを知ってもらうきっかけになれば」と話した。守谷社長は「地元で愛されている商品。今後は駅の利用者に喜んでもらえるようなサービスをしていきたい」と意欲を見せた。

 【写説】思い出賞を受賞した「いなり寿し」=広野の祇園本店

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