古き良き昭和の温泉情緒を楽しむ♪歴史&アート&日帰り温泉<東海館>【伊東市】

2018年03月13日

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 JR伊東駅から徒歩10分、昭和初期の温泉情緒を残す木造三階建ての東海館は、隣の文化財ホステル「ケイズハウス伊東温泉」と並び、伊東市内を流れる松川沿いから眺める景色は「伊東温泉の象徴的な風景」としてテレビの観光番組などでもたびたび紹介されている。

 1928(昭和3)年創業の温泉旅館だった同館は、1997(平成9)年、70年近く続いた旅館としての歴史に幕を下ろし、市に寄贈された。保存・改修工事を経て2001(平成13)年、観光・文化施設としてオープンした。

 創業者が材木店を営んでいたことから、国内外の高級な名木(ヒノキなど)や、奇木などがふんだんに使用され、1938(昭和13)年の増築の時には、1階~3階を3人の棟梁それぞれに担当させ競わせたため、飾り窓や、柱などに個性あふれる造りを見ることができる。

 中でも迫力ある玄関の彫刻や、書院障子の意匠、照明器具などはぜひ見てほしいポイントだ。

 また、伊東にゆかりのある人物を紹介する部屋「歴史の小部屋」は、伊東の開祖といわれる伊東祐親、伊東のまちを愛した東郷平八郎元帥、徳川家康の命を受け、伊東で日本初の洋式帆船を建造した英国人、ウイリアム・アダムス(日本名:三浦按針)を写真や歴史資料などで紹介している。

 また、展示室は伊東市在住で、世界的に有名な彫刻家・重岡建治さんの作品、約40点を展示。3カ月に1度、作品の入れ替えを行っている。

 館長の山下さんは「重岡さんのファンは多く、日本はもとよりカナダ、ノルウェー、中国、台湾などからも訪れる。ここから歩いてすぐのなぎさ公園、一碧湖近くにある重岡さんのアトリエなど、3カ所をまわるウオーキングのルートが出来てきた」と話す。

 作品の解説文は、英語による表記もあるので外国人も楽しめ、とても好評だという。土曜、日曜は比較的、重岡さんが在廊しているので、運が良ければ本人に直接、解説をしてもらえるかも?!

 「伊東に来たら、やっぱり温泉」という人は、人気の日帰り温泉がオススメ。築80年の総タイル張りのレトロな雰囲気の湯船に漬かれば、昭和の時代に一気にタイムスリップ!

 大浴場にある地元出身の彫師・森田東光(とうこう)作の大きな唐獅子の湯口や、小浴場のかわいいタコの湯口など、他にも見どころがたくさんある。※大浴場と小浴場は時間による男女入れ替え制。小浴場は定員3人なので、注意が必要。

 東海館オリジナルタオル(150円)の販売もあるので、手ぶらでの来館もOK。

 日曜日の夕方などは、若い女性グループが「伊東観光の締めは温泉」とばかりに、同館の日帰り温泉を利用する姿が多くみられるそう。ひとっ風呂浴びて、缶ビールで乾杯!電車内は旅の思い出話で盛り上がる・・・そんな風景が目に浮かんできた。

 古き良き時代の伊東温泉そのままの姿を残す東海館で、歴史やアートに触れ、レトロな温泉を楽しむ旅はいかがですか。(M)

◆施設名:東海館
◆住所:伊東市東松原12-10
◆電話:0557-36-2004
◆営業時間:午前9時~午後9時
◆入館料:大人200円、小・中生100円、幼児無料
◆駐車場:なし


◎日帰り入浴(土・日・祝日のみ)
時間:午前11時~午後7時
料金:大人500円、小・中生300円
大浴場は男女入れ替え制。下記時間以外は、小浴場となる。
〇男性 午前11時~午後0時45分、午後3~4時45分 〇女性 午後1~2時45分、5~7時

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