和菓子を通して感じる日本の美-伊豆天城の名旅館「福田家」で開催したLOLOS和菓子作り体験会 <御菓子司・ロロ黒船>【下田市】

2017年06月08日

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 下田市の老舗和菓子店「ロロ黒船」が「LOLOSお菓子教室」と題し、第3回菓子作り体験会を開催しました。伊豆の歴史ある建物で和菓子作りが楽しめると好評を博している同体験会は、1回目を2016(平成28)年8月なまこ壁の古い蔵を改装した、カフェ&CDショップ「くしだ蔵(下田市)」、同年11月静岡県指定有形文化財である「旧依田邸(松崎町)」で2回目を開催しました。
 今回の開催地は、創業1879(明治12)年、川端康成や太宰治など、多くの文豪が愛した河津町湯ケ野温泉・伊豆の踊子の宿「福田家」。

 川端康成は19歳のとき同宿を訪れ、不朽の名作「伊豆の踊子」を執筆しました。女将(おかみ)・稲穂照子さんによる当時の話や、映画「伊豆の踊子」の撮影秘話などが楽しく語られ、ロロ黒船店主・山田勧さんは歴代の主演女優をイメージした和菓子の紹介と、顔写真をプリントした一覧の中に若かりし頃の女将の写真も並べるなど、ユーモアたっぷりの演出が光りました。

 和菓子作りの素材が用意されています。

 「簡単ですから」の言葉を信じて、まず山田さんのレクチャーを食い入るように見つめる参加者。太鼓をイメージした「鼓唄」から作りはじめました。
 白い部分をぼかしたり、小さな胡麻を付けるコツを教わります。

 しかし、見ているのとやってみるのとでは大違い。皆さん笑顔を見せながらも、奮闘していました。

 山田さんの、しなやかな手さばき。

 女将も器用に作りあげます。

 今回は定員20人を上回る30人の参加で、女性の中にまじり男性も楽しむ姿が見られました。

 全部で3種類。太鼓をイメージした「鼓唄」、髪結いとかんざしがかわいらしい「いい人はいいね」、雨に濡れたアジサイをイメージした「七変化」を作りました。(写真は山田さん作)

 作りあげた作品をうれしそうに撮影しています。

 最後には、個々をケースに入れ紙箱に入れると、少し不器用な出来上がりでも愛しさを感じる仕上がりに。(写真はイズハピスタッフ作)

 参加した皆さんで最後に記念撮影。

 山田さんは「伊豆の歴史ある名所で開催することで、和菓子を通して日本の美をより感じてもらえればうれしい。場所も人も一期一会(いちごいちえ)、期待を裏切らないよう、少しずつ良くしていきたい」と話します。
 全回の参加者は「1回目から、とても楽しい。次回も必ず参加したい」と笑顔を見せました。次回は来年の初夏を予定(場所未定)しています。

 「福田家」自慢の源泉かけ流し風呂は、日帰りでも楽しめます。130余年の年月を越え、湯船を豊かな温泉が満たすカヤの升風呂は、川端康成のお気に入りだったそう。緑深い天城の里に、明治情緒あふれる名旅館。まずは気軽に風情を楽しんでみてください。(T)

 <ロロ黒船>
◆静岡県下田市二丁目2−37
◆電話番号/0558−22−5609
◆営業時間/午前9時~午後6時
◆定休日/不定休

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