松崎土産に大人気!桑葉茶シリーズに新商品登場♪“桑の葉茶かりん糖”<くわや>【松崎町】
2016年02月09日
温暖な気候の松崎町は、古くから養蚕業が盛んで、明治初期には全町で桑栽培が行われていた。戦後、化学繊維の普及に伴い、養蚕が下火になると桑農家もなくなっていった。
松崎町役場近くに「くわや」を経営する「松崎桑葉ファーム」は、2014年4月に地域活性化、耕作放棄地の活用、就業の場づくりなどを目的に起業。20アールの休耕地からのスタートだったが、桑の葉は比較的、育てやすく、鳥獣被害もなく、年に2回収穫できることから、順調に栽培面積を拡張し続けているという。
桑の葉には、「桑の5大成分」と言われる生活習慣病に悩む現代人の体に良いとされるものが多く含まれる。まず、血糖値の上昇を抑制するイミノ糖類(1-デオキシノジリマイシンを含む)、特に脳の毛細血管を強化すると同時に掃除する役目を持つルチン、血圧を抑え、中性脂肪を抑制するGABA(ギャバ)、整腸作用を促進する食物繊維、ミネラルなど。
同店では無農薬で育てた葉をパウダー状にすることにより、飲みやすく、スイーツなどの料理にも簡単に利用できるようにした。カフェインが入っていないため、子どもから高齢者まで安心して飲むことができると大好評。桑葉茶は、とろみが少しあり、青汁と違ってくせがなく飲みやすいのが特徴。高血圧で悩む人のリピーターが多いという。
「目指せ!健康長寿日本一」を目標に、健康に良いとされる桑葉茶をもっとたくさんの人に飲んでもらいたい」と、同店では、他に桑葉そば、うどん、ソフトクリーム、ロールケーキなどを販売。2015年12月に「桑の葉茶かりん糖」が新登場した。
桑の葉入りのかりん糖は、緑色が美しい「桑の葉茶かりん糖」と、「なまこ風!!太揚げかりん糖(黒・白)」の3種類。「なまこ風!!太揚げかりん糖」は、同町の歴史的建造物のなまこ壁に似せてこんもりとした形にしたという。
他に黒糖や、ワサビ、ざらめ、ゆずこしょう、ごぼう、竹炭など35種類のかりん糖が並ぶ。
松崎桑葉ファーム理事で、同店店長・高橋洋一さんは「農薬不使用の安心・安全な松崎産の桑葉茶をもっと飲んで、健康になってほしい。インターネット販売も始めたので、気軽に利用して」と話す。
明治初期、繭相場は「松崎相場」といわれ、欧米でも有名な桑の産地だった「松崎」。松崎の新名物「桑葉茶」は、日本のみならず、世界で飲まれる茶になる日も近い予感。(M)
◆店名:くわや
◆住所:松崎町松崎316-9
◆電話:0558-43-1670
◆営業時間:午前9時~午後6時
◆定休日:なし
◆駐車場:あり
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