ブリキのおもちゃ、駄菓子が並ぶ懐かしの休憩所 <岩科特産館・開化亭>【松崎町】
2015年04月14日
国指定重要文化財・岩科学校の庭内にある休憩所・開化亭。日の光がまぶしく差し込む明るい店内には「花のまち松崎町」らしく、テーブルごとにかわいらしい野花が飾られ、松崎町の特産品「桜葉」を使った「さくら葉餅」や「桜葉アイス」、「抹茶セット」などの甘味が人気。昔なつかしいブリキのおもちゃ、当時使用されていた教科書、土産物などが所狭しと並び、近所の子どもたちも駄菓子を買いにやってくる。
松崎町は、明治維新の文明開化をいち早く取り入れ、早場繭(まゆ)や薪炭加工品など産業育成につとめた。開化亭は、1875(明治8)年に岩科商社として造られ、後に岩科村役場として使用された貴重な建物を移築復元したもの。玄関天井や旧西座敷の天井に描かれた漆喰鏝絵(しっくいこてえ)は、松崎の名工・入江長八の高弟、佐藤甚三が制作した。(T)
◆静岡県松崎町岩科北側442
◆電話番号/0558−42−2675
◆営業時間/午前9時~午後5時
◆定休日/年中無休