ラブお守り?!"いずっぱこ"のピンクのハートのつり革がお菓子になった♪<兎月園>【三島市】
2014年12月12日
ドラマ「ごめんね青春!」で、主人公2人が伊豆箱根鉄道の車内で、ピンクのハートの吊(つ)り革を一緒につかんだシーンを覚えている人も多いだろう。都市伝説ではなく、実際に存在するこのハートの吊り革が、なんとクッキーになって登場した。
専務の綾部剛さんは「娘がドラマのエキストラに出演したのがきっかけで、三島を舞台にしたこのドラマを応援していた。三島を訪れるドラマのファンの人から、"キャラクター商品はないか?"とたびたび聞かれ、それならばと、応援の気持ちを込めてハートの吊り革クッキーを考案した」と話す。
クッキーは一つ一つ、白いリボンを付け、吊り革らしく仕上げ、1日50個ほど作る。なかなか見られない本物の吊り革の代わりに"ラブお守り"として購入する若い女性もいるとか。本店、大社の杜(もり)店・菓匠Togetsuenで購入できるが、観光客、地元客問わず好評のため、夕方には売り切れてしまうことも多いという。
同店は、定番の三島塩系スイーツの元祖と言われる桜の塩漬け入りの「三島ざくら」や、「らくじゅの実」の他に、三島市のキャラクター「みしまるくん」「みしまるこちゃん」のサブレも販売。最近はまんじゅうの中に、しょう油味の煮玉子を丸々入れた「たまごまんじゅう」が人気。甘いまんじゅうの皮との相性が抜群と、食事代わりに購入するリピーターが多いという。※秋~初夏のみ販売
「三島駅を降りて、源兵衛川沿いを歩き、三島広小路、三嶋大社までの三角形のエリアはお薦め。美しく、おいしい、そして魅力ある三島を楽しんでほしい」と綾部さん。
三島を舞台にしたドラマ「ごめんね青春!」と、伊豆の真ん中を走るローカル線・伊豆箱根鉄道の「ハートの吊り革」。話題のロケ地めぐりに訪れる観光客のニーズに着目した綾部さんのアイデアに脱帽した。また、ドラマ応援企画として、エキストラ出演記念や、ドラマ応援団記念の名前入り特製シールも製作しているので、気軽に相談してみてほしい。(M)
<本店>
◆店名:兎月園
◆住所:三島市中央町3−40
◆電話:055−972−2366
◆営業時間:午前8時~午後7時(水曜日のみ、午前9時~午後5時)
◆定休日:なし
<大社の杜店>
◆店名:菓匠Togetsuen
◆住所:三島市大社町18−52
◆電話:055−972−0805
◆営業時間:午前10時~午後8時
◆不定休