イチゴは主役!伊豆の国から愛情込めて・・・伊豆ホーリーズ代表・堀井和雅【伊豆の国市】

2014年01月08日

「イチゴは主役!」と語る堀井和雅さん

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「イチゴは主役!」と語る堀井和雅さん

 あるイベントで見かけた、顔が描かれた四角い小瓶。よくよく見ると、それぞれ顔の表情が違っている。「これって、イチゴジャムだよね?」“イチゴジャムの瓶は丸い”そんな固定観念が、一瞬で吹き飛んだ。「イチゴは主役!」と熱く語る若き企業家・堀井和雅さんを紹介する。

●イチゴ農家の3代目・・・

 堀井和雅さんは、伊豆の国市生まれの31歳。祖父の代からのイチゴ農家の3代目だ。自らも23歳で自分のイチゴハウスを持ち、おいしいイチゴ作りに全身全霊を注いできた。

 「農業には夢があるんです。手間や愛情をかけただけ、戻ってくる。裏切らないのが農業です」と語る堀井さん。年々、良いイチゴが採れるようになると「消費者のみなさんにもっとおいしいイチゴを食べてほしい」という気持ちがますます高まってきて、2012年6月、伊豆ホーリーズ(株)を設立した。

●伊豆ホーリーズ誕生・・・

 通常、イチゴ農家が作るイチゴは、規格サイズも2Lサイズと決められ、パックに2段詰めにして従来の流通方法で消費者に届く。デリケートなイチゴは、さわった時点で傷になるため、傷のないイチゴを消費者に届けることは、非常に難しい。しかし、そこで堀井さんは諦めなかった。

 「イチゴは分類上は野菜ですけど、おいしいイチゴはそのままで上等なスイーツだと思うんです。絶対に傷のないイチゴ、おいしいイチゴを消費者に届けたい。イチゴを限界まで赤く色づくまで育てて甘いイチゴを出荷したい。だったら、自分で会社をつくればいいんじゃないかって」。従来のイチゴ農家からの脱却を決意してからの行動は素早かった。

●こだわりのイチゴ作り・・・

 イチゴに大切なものは、光・水・栄養といわれる。堀井さんのイチゴハウスでは、株間も通常より広い30センチ、ハウスも通常の「南北ハウス」ではなく「東西ハウス」としたことで、一日中、陽に恵まれる環境にした。水は、箱根水系の柿沢川の地下60メートルからのくみ上げ。温度変化に弱いデリケートなイチゴハウスの温度管理は全自働の機械制御という徹底したこだわりぶりだ。

●イチゴを摘み取ったままの状態で・・・

 伊豆ホーリーズの生イチゴの容器は、一見「スイーツ」と見間違うようなポップなデザイン。しかし、中は、イチゴをシリコン製の支柱で支え、フィルムで優しく抑えることにより、イチゴが動くことを防止する画期的な仕組みになっている。そのため、イチゴは箱詰めされても、“宙”に浮いているような状態で運ばれることとなる。

 「この容器なら、縦にしても横にしても中身が動くことはありません。ビジネスバッグにも入る大きさが自慢です」と堀井さん。どうしてもかさ張ってしまうイチゴの土産の悩みも、これで解消となりそうだ。

●スタッフは感性抜群のママ友チーム・・・

 スタッフは、社長の堀井さんを含め6人。平均年齢は約30歳と、とても若い会社。話題は常に時代の最先端をいく若い主婦層を起用したことにより、チームワークは抜群、現代のニーズをいち早く取り入れることができると、堀井さんも満足げ。「楽しく生き生き、働いてもらっています。小さなお子さんがいても、働けるように時間帯は工夫していますが、消費者の代表である主婦層の起用は大成功でした」。

●果物そのまま、ベリッチジャム・・・

 「自分が育てたイチゴを責任を持ってジャムにしたい・・・」。試行錯誤の結果、イチゴソース部分は、大量生産せずに、小鍋で丁寧にアクを取ったことにより、フレッシュさを保ったままのソースに仕上がった。また、厳選したイチゴを角切りにし、食感を生かしたキューブ部分を作ることにより、新感覚のジャムに仕上げることができたと言う。「おいしくて楽しいリッチなジャム」=「ベリッチジャム」の完成だ。

●四角い顔がうけてます・・・

 ベリッチジャムの種類は、イチゴ、キウイ、パイン、リンゴの4種類。イチゴの収穫時期以外の商品として、他のジャムも売り出している。「ジャム瓶の顔は、“かわいい”の黄金比で作りました。顔ってデザインに発展性があると思うんです。やっぱりいい顔見ると、幸せになりますよね。四角にしたことによって、ジャムを“面”で見せることもできるし、レイアウトが工夫できるんです」と堀井さん。

 イチゴジャムの瓶は長男、次男、三男、妹の4兄弟。リンゴジャムの瓶には、「進一」「きよし」などの名前もついている。まさに、遊び心満載のジャムなのだ。

 「イチゴが好きで好きでたまらない」・・・。イチゴについて語る堀井さんの言葉は、熱い。「イチゴは食卓の主役!イチゴを食べて、みんなを笑顔に、そして幸せにしたい」と語る。

 久しぶりに熱い若者に出会い、とてもすがすがしい気持ちになった。伊豆の国で育った愛情たっぷりのイチゴは、今日もどこかの家庭を笑顔にしていることだろう。(M)

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