伊東温泉つつじ祭りレディース囲碁大会Aクラス決勝戦(下)

2019年06月10日

第3譜(65~132手以下略)白中押し勝ち
第3譜(65~132手以下略)白中押し勝ち

 ■白・郡よし子四段(伊東) 定先・上籠通枝三段(富士) 自戦記/郡よし子

 今回は大会の翌日、日本棋院の酒井猛九段をお迎えすることができました。酒井プロは伊東市にお住まいで囲碁連盟の依頼を快く引き受けてくださいました。九段のプロから指導碁を打っていただけるのは光栄なことで女性参加者、連盟の理事たちも多面打ちで力いっぱい打たせていただきました。ありがとうございました。さて棋譜の検討に戻ります。

     ◇……………………◇

 白68は3・3狙いのつもりです。でもこれは無理手で黒77までしっかり殺されてしまいました。気を取り直して白78へ。快調だった黒の79はどうしたことでしょう。死んでいる石に1手かけてしまいました。大会では普段しないような手をうっかり打ってしまいます。

 白80で上辺の死んでいる白石の復活が狙えそう…ともくろんだのですが、黒81と絶妙な消しに、たじたじの態で受けにまわっている白。そして黒は鮮やかに87と守りを打つ。上籠さんは強い! 白94では右黒集団を狙っているつもり。だが黒95でポーンと跳ばれてそっちの方だったと後悔! 白96とキリを狙っても切らせてくれるはずもなく…さらに大場へ向かわず小さい石を捕りにいき…嗚呼(ああ)。

 黒は101と大場へ。だがそれより黒は、上辺の白集団を狙うべきだった。白は“生き”もまだはっきりしていない。これをいじめながら大きく黒地の確定ができる。白102はダメが空いていることに気づかず痛恨の1着。黒111に打たれて上辺の白が非常に危険な様相を帯びてきた。が白は右辺の大場を消したくてどんどん出ていく。白114のずうずうしさ。ここで黒には白を狙う大きなチャンスがあり、本気でつぶしにいくべきだったでしょう。黒121に白はドキリとするが、124でなんとかしのげたでしょうか? 黒は上辺白の薄さを意識することなく、最後まで打ち、結果それが黒の敗因となりました。

 その後白は少しずつ黒地を消していきなんとか勝たせていただきました。棋譜をたどり、そのつたなさに、これを機にいま一度初心に帰り勉強をし直さねばならないと痛感しました。

 今年は欠席の通知と一緒に身体の不調や訃報のお便りが届きました。高齢化の波には逆らえず囲碁人口は年々減少しています。このレディース大会もどう対処すればよいのか、これからの課題です。

 写真は酒井九段の指導碁風景です。

 【図版】第3譜(65~132手以下略)白中押し勝ち

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