伊豆de子育て・親育て

2019年06月05日

就学時から通った市の通級指導学級「杉の子」。環境が変わった長女の様子をAさんが伝える。
就学時から通った市の通級指導学級「杉の子」。環境が変わった長女の様子をAさんが伝える。
「育てにくい子にはわけがある」に書き込まれたAさんのメモ
「育てにくい子にはわけがある」に書き込まれたAさんのメモ
★熱海城地下の遊戯施設★
★熱海城地下の遊戯施設★
★めんたいパーク(上も)★
★めんたいパーク(上も)★

【私の子育て奮闘記】今できることに必死 助けてくれる人必ず

 ■Aさん(40代・主婦)伊東市 夫(40代)/長女(小学校高学年)/長男(幼稚園) 

 Aさんは長女が0歳の頃から、目が合いにくいことや呼び掛けへの反応の薄さに気が付いていた。1歳6カ月児健診で発達について指摘を受け、その後の検査で「人に興味を示さない」「自閉傾向がある」と言われた。長女は市の発達支援教室でコミュニケーションの訓練を始めた。

     ◇……………………◇

 2歳の頃、かんしゃくが始まった。おもちゃの部品がない。傘を差しているのに雨にぬれた。ささいなことをきっかけに泣き叫ぶ。なだめると逆効果でパニックに。けがのないよう見守り、静まるまで30分ほど待つしかない。手に負えないと感じたAさんは、発達検査時に出会った熱海市の医師の病院にもリハビリで通い始めた。

 幼稚園では入園初日からAさんを探してパニックに陥った。担任の勧めで、Aさんは年少組の2月までほぼ毎日、降園まで付き添った。

 また、ボール投げやジャンプがうまくできないことが気になっていたAさんは「専門書を読んでみたら」との保健師の勧めで「育てにくい子にはわけがある」(木村順著、大月書店)という本を見つけた。感覚統合という脳の働きから育てにくさの理由に迫る本書には、常々疑問に感じていたわが子の行動や反応への解説、取るべき対応が書かれていた。

 かんしゃくが最もひどく大変な時だったが、悩んでいる暇はなかった。娘の特性を知り、対応する。今できることを残さずやる。それ以外は考えられなかった。

 小学生になり次第にかんしゃくはおさまったが、コミュニケーションは苦手なままだ。友達の家に行っても「どう遊べばいいのか分からない。友達が何を言っているのか分からない」と関わりを避ける。先生や友達に思いを伝えられず勘違いされたり、何も分かっていないと誤解されたりする。おしゃべりでのびのびした家庭での姿や、彼女の中に満ちている言葉や思いを学校で出すのはとても難しいこと。感情を表に出せず、完璧に物事をこなそうとするので、そうした困り感がない「おとなしくしっかりした子」と見られがちだ。

 Aさんは学校以外の居場所を作ってあげたくて、ある放課後等デイサービスに連れて行った。今そこは長女の大好きな場所になり、笑顔で友達とも関わっている。

 長女の自閉傾向について「手をかけすぎ」などとAさんの育て方が原因のように周囲から言われたこともあった。「めげたけれど、彼らは勝手に言っているだけ」。母として誰より必死に情報を集め専門家に相談してきたAさんは「それでいいんだよ」と言ってもらえたことで、自身の方法を肯定しながら長女を育てられた。「私たちは出会いに恵まれている。助けてと言えば、助けてくれる人は必ずいます」

 【写説】就学時から通った市の通級指導学級「杉の子」。環境が変わった長女の様子をAさんが伝える。

 【写説】「育てにくい子にはわけがある」に書き込まれたAさんのメモ

 【いわいとしおさん・いずのペンギンさんちだより】

 【ここ!いいよ!】稲取文化公園(東伊豆町稲取)

 マックスバリュ稲取店近くにある公園は、近隣の市町からも親子が訪れる。

 芝の育成を妨げず、はだしの感覚を楽しんでほしいとの思いから、芝生の広場では靴を脱ぐのがルールだ。木と木の間には弾力のあるベルト「スラックライン」が張られ、子どもたちがバランスを取りながら遊んでいる。

 敷地内にニワトリ小屋、コイやカメが泳ぐ池もあり子どもたちの目をひく。藤棚とベンチ、水温が違う五つの足湯、雛のつるし飾りが展示された有料の「雛の館」も併設。決して広大ではなく遊具があるわけでもないが、年齢を問わず多様な楽しみ方ができる。

    ★  ★  ★

 開門は午前9時~午後9時。足湯利用は午前10時~午後9時。トイレ(おむつ交換台あり)・駐車場完備。問・町観光商工課〈電0557(95)6301〉

【お役立ち情報】雨の日どこで遊ぶ?

 ・梅雨入り間近。雨の日に遊ぶ場所を教えてもらいました。

★「伊東のアピタはつくしんぼという支援センターもあって便利」(河津町 1歳の母)

★「伊東の二つの児童館は、週末も開館。小学生も入れて、卓球台もある。駐車場がなかったり少なかったりするのが難点」(伊東市 6歳、1歳の母)

★「熱海城地下の遊戯施設。入場料はかかるけれどいろいろなゲームが無料でできる」(熱海市 4歳の母)

★「雨予報の休日は、前もって学校の体育館を借りておき大勢で遊ぶこともある」(下田市 5歳の母)

★「小さいときは子育て支援センターを利用できたが、今は困る。家で折り紙や工作をする」(下田市 7歳、4歳の母)

★「函南町のめんたいパーク。駐車場・入場料が無料で2階のキッズスペースは2歳の子も楽しめる」(伊豆の国市 6歳、2歳の父)

★「伊豆市の東京ラスク伊豆ファクトリーにできたキッズスペース」(伊豆市 2歳の父母)

【熱海城(熱海市熱海)】アーケードゲーム約30台が並ぶ地下の遊戯施設は、有料入場者に限り無料。ボールプールと滑り台、プロジェクションマッピングを利用した砂遊びゲームなどもあり幼児も楽しめる。熱海市民は市民施設利用証提示で割引。ベビールームあり。4歳から入場料がかかる(大人千円)。駐車料金500円。年中無休。〈電0557(81)6206〉【かねふくめんたいパーク伊豆(函南町塚本)】めんたいこ専門のテーマパーク。2階のキッズスペースには滑り台やボルダリングが設置されている。年中無休。おむつ交換台あり。〈電055(928)9012〉

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