キンメコロッケ、5年で12万個超販売 下田のクックランド

2019年05月29日

キンメコロッケを売る店員=下田市東本郷のIZUSORA
キンメコロッケを売る店員=下田市東本郷のIZUSORA

 ■改良し県内外でPR 来月、通販も開始「リピーター増を」

 下田市のB級グルメ「キンメコロッケ」の知名度が全国的に広がりつつある。同市柿崎の食品製造・販売業、クックランド(遠藤一郎会長)が漁獲量日本一のキンメダイをPRするため改良を加え、“観光大使”として県内外で売り出している。広くPRすることでキンメダイのファンを増やし、下田に足を運んでもらう狙いだ。5年間の売り上げは12万個を超すほどの人気という。

 キンメコロッケは2003年、下田料理飲食組合が下田のキンメダイを使った町おこし計画の中で開発し、当初は市内20以上の料理店で提供していた。しかし、現在は3軒に減少。販売取りやめの理由を下田商工会議所などは、▽生臭さ▽高級魚で仕入れが難しい▽「料理」として認識されず、売れ残った−の3点を挙げた。

 地元の名産を使った加工品を残そうとクックランドは改良を計画。新事業に挑む企業を支援する県の経営革新計画にも承認され、融資やアドバイスなどを受けた。改良したキンメコロッケは大きな煮付けがジャイモに包まれた一品。煮付けによって魚の生臭を解消した。さらに冷凍することで、キッチンカーで遠方でも揚げたてで売ることができるようになった。1個250円(税込み)。5年間の売り上げは12万個以上で、河津桜まつりでも行列ができた。

 先日放送された日本テレビ系列の情報・ニュース番組「シューイチ」では日本コロッケ協会の藤井幸大会長が「お取り寄せコロッケ新定番部門第1位」と紹介し、「キンメ」の名前だけでなく、おいしさも伴った商品として推奨した。他にも6月中に通販サイト「楽天市場」で販売を開始する予定だ。

 遠藤会長は「観光客にコロッケを通じて下田のキンメを知ってもらい、本場に来てもらう。下田のキンメダイのリピーターを増やしていきたい」と思いを語った。

 【写説】キンメコロッケを売る店員=下田市東本郷のIZUSORA

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