熱海梅まつり囲碁大会 無差別級決勝戦(中)

2019年04月21日

第2譜(33~83)
第2譜(33~83)

 ■黒・加藤健一(沼津市・先番6目半コミ出し) 白・渡辺茂樹(三島市) 解説/太田次伸(元伊豆本因坊) 

 ・両雄の折衝

 大会は168人の方が参加くださり、関係諸団体さまの協力をいただいて、にぎやかに開催できましたことを、紙上をお借りして厚くお礼申し上げます。

 三重県、山梨県、千葉県、茨城県、東京都、神奈川県と県内各地からであり、最年長者は99歳、最年少者は9歳の3年生が2人で、この年齢差のすごさは囲碁のゲームとしての素晴らしさの証しでしょう。

 無差別級の自己申告による出場者は14人で、少なめですが実力者ばかりで、大変なクラスとなりました。

 遠方からの参加者も多いため、時間的な問題もあり、時計は1人35分と少ないので、高段者の手合にとっては大変だと思われる。

 本日の起手は黒番で上辺の急所へ33と打った所からで、黒の攻めに白がどのようにシノグかであり、白34には当然な黒35であり、36のツケに37とすれば白38の引きはやむを得ずで、そこでの39が強手で白40と一つハイを打ってから42の一間トビで中央に出る。黒はさらに「追うはケイマ」で43とすれば、白は44のノゾキをキカして右上に48、50と打って生き形は上手なものである。

 手番を得た黒は左上に堅実な53の守りで打つ、地としても大きく白から53の一路右あたりなどに打たれると、白から44の一路上に打つ手がある所なので必要手でしょう。

 先手となった白は右下に54のケイマは好点で、右辺中央あたりに入っていくのは、この配石下では無理です。

 右辺に黒55と受ければ、白は56、58のツケノビで打ち黒59の押しに、白60は気合のハネであり、さすれば黒も61のキリは自然な着手で、黒65のアタリの時に白は66にキリを入れれば黒は67から69は仕方なしでしょう。

 この辺りは両雄の見事な石運びである。

 右辺で黒73と守った時に白は中央を74から打ったが、下辺に譜でのA、またはBに打つのもあったでしょうか。

 実戦は白82で右上の一団に連絡であるが、黒の83は手厚い手で中央の黒の一団の補強でもあり、下辺へのトビをも見ている。

 【図版】第2譜(33~83)

各地の最新の写真
伊東
勝利目指し全力 伊東市内小学校で運動会始まる
下田
黄金色の穂刈る 南上小が麦収穫―南伊豆
中伊豆
田方3市町と医師会協力 糖尿病予防を支援―来月から
熱海
伊豆山、初島の津波避難路 階段、手すりなど整備―熱海市

最新写真特集