日本棋院伊豆支部2月度特選譜(中)

2019年03月10日

図版】第2譜(45~85)
図版】第2譜(45~85)

 ■白・米山則夫(伊豆の国市) 黒・日比谷洋(三島市・3子) 自戦記/日比谷洋

 前譜で坂田定石と表現したが、私は高校時代囲碁同好会に所属しており昭和40年頃の当時、坂田栄男&林海峰プロ棋士の対戦する本因坊戦に心時めいていた。カミソリ坂田の妙手に酔いしれたものであった。

     ◇……………………◇

 今思うに、坂田・藤沢は打ち盛りの40代、林・大竹は新鋭の20代、そのはざまに30代のアマ4強で活躍した村上文祥・菊池康郎・原田実・平田博則氏がいる。もし、戦争がなければ彼らは当然プロとなり覇を競う存在であったと思うのは私だけであろうか。

 今はAI(人工知能)の時代、囲碁の着手も数値で評価される時代である。昔から継承されている古典的な定石は形骸化されてしまうかもしれない。盤上に移るとする。

 白45と上辺にもたれ掛り右辺の黒4子を取り込みにかかった。しかし、黒はこれには応じず黒46と下辺の白の一団に攻撃を仕掛けた。白のもくろみはこの白45の肩ツキで、右辺の黒に圧力をかけることにより先手を取ろうとした。しかし、黒46と先着されて、白は少なからずの動揺をしたようだ。

 この後黒46からの数手の攻防が本局のハイライトである。お互い時間をかけ最善手を模索する。ここはいくら時間があっても足りない局面である。こういうケースでは往々にして係員から手合時計を置かれ残り何分と宣告される。幸運にも今回は時計を置かれずにすんだ。黒は封鎖をもくろみ白はそうはさせじと右下の黒に圧力をかけながら中央への脱出を図る。このあたりの応接は結論は出しにくい。黒54のトビ付けの後白55、黒56の交換がない状態で白63の位置にハネダシた場合、単に白61の位置に伸びた場合など、非常に難解である。ここは黒は下辺の白をうまく取り込むことができた。この後しばらく、右辺での小競り合いが続き黒の数子は御用となり振り替わりの形となった。先手を得た黒はさらに黒76と白3子に当たりをかけた。白77と逃げ黒78の強手を打たれ白は打開に苦労するはめとなった。

 【図版】第2譜(45~85)

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