新春対局−伊豆本因坊、名人 プロに挑戦(下)

2019年01月13日

第3譜(101~161以下略)参考図
第3譜(101~161以下略)参考図
途中図(■8五銀まで)投了図(□7八角打まで)
途中図(■8五銀まで)投了図(□7八角打まで)

 黒−西島信也(伊豆本因坊・二子) 白−青葉かおり(日本棋院棋士五段) 観戦記/宗像克典(日本棋院伊豆支部長)

 黒のやんわりした封鎖に白1とツケたので、ハネたくなるところでもありますが調子づかせないよう2と引きました。白3は狙いを残した手。黒18では参考図の黒1が大きいようにも見えます。

 白2以下隅を取られるか、白4でaと3子取りし黒4とワタるか、どちらでも一応黒が先手になれば右下隅を守れそうに思いますが、白6ではc大ザルすべりを先に先手で決められると細かいながら黒は足りないようです。黒30では白34に打たれると大コウになるので普通は34にヒキますが形勢不利とみています。

 白も右下隅に手があることを見越したので無理はしてきませんでした。白37以下荒らしにきましたが、「黒48では53に打ってみたかった」結局白161まで無条件で生きられては万事休す。最終的に白14目勝となりました。

 伊豆半島は1月27日の伊東市新春、2月17日熱海梅まつりと毎年恒例の大会が開催され、囲碁界の春を迎えます。今年も伊豆半島各地で大会が予定されていますので、みなさんとお会いし対局できることを楽しみにしております。本年もよろしくお願いします。

 【図版】第3譜(101~161以下略)

 【図版】参考図

     ◇……………………◇

 ■小笠原斐(伊豆名人) □竹部さゆり(女流三段) 自戦記/小笠原斐

 私の用意していた勝負手は、まず6四歩と打ち、当然かわされますが、7四歩と銀を犠牲に後手の桂を取ります。そして、7七桂と自陣の桂を使い、6五桂打とつなぎ桂で王手金取りをかけました。その後8五銀とし、遊んでいた銀を活用しました。普通なら同銀と取られてしまうのですが、6五金と上から抑えつつ、自陣への脅威を和らげることができ、形勢は難しくなるのです。

 しかし、そのもくろみは看破されており、8七銀打から一気に決めに来られました。以下は駒を取り合うのですが、後手玉は非常に広く逃げやすい状態、その一方で先手玉は逃げるスペースがなく、最後は先手の角道を止める好手になっていた6六歩が活躍し、勝敗がつきました。投了図以下は5九玉と逃げるしかありませんが、5八と金同玉に4六桂以下の詰みです。

 終局後に思ったのは、悪手を多く指してしまったというよりも、私の実力不足そしてプロの強さを実感しました。かなりの実力差があるとも感じました。今後も精進し、またこの舞台に帰ってこようと思います。

 末筆になりますが、私の自戦記を読んでいただき、ありがとうございました。

■6四歩打 □5三金寄

■7四歩打 □5五歩

■7三歩成 □同玉

■7七桂  □7六銀左

■6五桂打 □6四玉

■5三桂成 □同金

■8五銀  □8七銀打

■7四金打 □5四玉

■7五金  □7八銀成

■同玉   □8七歩成

■6九玉  □8八と

■7六金  □6七歩成

■6五金  □4三玉

■2三飛成 □7八角打

■投了 96手で後手の勝ち

 【図表】途中図(■8五銀まで)

 【図表】投了図(□7八角打まで)

各地の最新の写真
伊東
きょうからセンター試験、壮行会で163人激励―伊東高
下田
音響や照明など学ぶ 舞台技術者の養成講座―下田市民文化会館
中伊豆
国道沿い、菜の花見頃 伊豆・八木沢
熱海
地上12メートルから「ヤッホー」 園児が消防本部訪問―熱海

最新写真特集

伊豆のひろば投稿
伊豆パワースポットめぐり
伊豆新聞&イズハピが贈る伊豆の観光情報紙「伊豆時間」 花半島伊豆 ちょっと早めの春をさがしに・・・(PDF)