平成30年函南町文化祭囲碁大会特選譜(下)

2018年11月25日

第3譜(101~151以下略)参考図
第3譜(101~151以下略)参考図

 ■黒・相川東三(伊豆の国市) 白・鈴木 国夫(函南町) 観戦記/宗像克典(日本棋院伊豆支部長)

 「西郷どん」の時代、幕府瓦解(がかい)により囲碁プロ界も存亡の危機になりました。

 伊豆が生んだ名棋士本因坊秀和も例外ではなく、住居を召し上げられそうになったのですが、薩摩藩国父島津久光に近づくため囲碁に理解があった大久保利通への働きかけにより、ひとまず難を免れたといわれています。とかく西郷隆盛に比べ敵役の利通も碁界にとっては恩人かもしれません。

     ◇……………………◇

 前譜白100から乱戦模様になっていきます。

 黒115はこの辺りを打つなら116として一眼確保したいところでした。

 強豪相川さんらしく黒131と難しく打ちましたが、ここでは参考図のようにカナメの2子を取ってしまう方が簡明だったと思います。

 もし白が逃げるなら黒9以下白aと取れば黒bアテ、白ツギ、黒c以下符号順に打ち、シチョウのような追い落としがきれいに成立します。

 実戦は弱い黒石が2カ所にできていることになってカラミ攻めを受け、白ペースが続いています。カナメ石を取って弱い黒を1カ所だけにしておけばシノギは楽でした。

 参考図の手順の確実な読みの力や弱い石を作らないことは、上達のために特に5級以上の方にはぜひ心得てほしいポイントです。

 このあとも白が主導権をにぎり、黒は2カ所の大石が攻められながらも懸命に応戦する高齢者同士とは思えないすさまじい攻防展開になりましたが、終盤に白に残念無念なミスが出てしまい、最終的に黒が219手で大逆転勝利となりました。

 お疲れさまでした。両対局者には今後も健康で「碁」活躍されることを期待しています。

 【図版】第3譜(101~151以下略)参考図

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