第3回韮山反射炉世界文化遺産登録記念将棋大会・A級決勝戦(下)

2018年11月04日

第3回韮山反射炉世界文化遺産登録記念将棋大会・A級決勝戦(下)
第3回韮山反射炉世界文化遺産登録記念将棋大会・A級決勝戦(下)

 ■脇本秀信・元伊豆名人(伊豆の国) □森利男元・伊豆名人(下田) 観戦記/小池定榮(日本将棋連盟伊豆中央支部会長)

 対局は予想通り8筋の攻防となり、次の一手は、■8二飛とし狙いは3一角成りで王手。しかも□の8九飛が奪取でき、角と飛、銀の二枚替いである。明らかに□駒得し、しかも、うるさい8九の飛車を取り龍が作れ、これでこの勝負、■の大優勢と見た。

 しかし、ここからが□の踏ん張りどころ。局面は一進一退もつれた局面が続くのであった。途中図、1三銀打。この■の手は疑問符である。□の手持からしても、私は1四歩か、9一龍とし持駒を多くし、ゆっくり攻めることを期待するも、1三銀と打つ。□は当然1筋狙いで攻める。最悪でも■玉は3九玉から4八玉へと逃げ道があり■はあせる必要がなかった。

     ◇……………………◇

 そうして□にジワリジワリと攻められて手を作らせた。以下■も勝負手7一龍から□同角、同龍とし相手に駒を渡す。駒を手にした■は一手一手と厳しい好手を指され守勢へ成る。

 終局は□の2五桂を見て■投了する。□の粘り勝に屈した■であったように思う。

 表彰式が終了すれば、通常一般参加者は、ほとんどそのまま帰るのが通例であるが、大半の参加者、保護者が後片付けを手伝ってくれ、感謝した。

 私は先般開催された各支部長会議の席上、伊豆地区支部連合会長を固く辞退し、後任を選んでもらった。連合会創立から約20年間も長く役を引き受けてきたが、御年81歳になり、体制はしっかりと出来上ったと思い次代にお願いした。

 これまで、青野照市先生、伊豆新聞歴代社長、担当責任者、伊豆全域の皆々さま、各支部長さんには絶大なるご支援とご協力をたまわり紙上をお借りし厚くお礼を申し上げます。

 今後各種大会の対局を観戦させていただき、また、子どもたちと一緒になり駒を使って楽しく遊び余生を過ごすつもりです。

■8二飛  □7三桂

■3一角成 □同金

■8九飛成 □1五歩

■同歩   □1七歩

■8一龍  □7一銀

■8二飛  □4二金引

■5一飛成 □4五香

■1三銀(第5図)

      □3二玉

■7一龍左 □同角

■同龍   □1八歩成

■3九玉  □2九と

■同銀   □1九香成

■2一銀  □同玉

■1二角  □3二玉

■2三角成 □同玉

■3一龍  □2九成香

■同玉   □1三玉

■1四歩  □2四玉

■4二龍  □2八銀

■同玉   □3六桂

■同歩   □6四角

■3七桂  □同角成

■同玉   □2五桂

       (投了図)

 【図版】第5図(■1三銀まで)

 【図版】投了図(□2五桂打まで)

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