伊豆路=ミラクルフルーツとギムネマ(東伊豆町、熱川バナナワニ園研究室学芸員・清水秀男)

2018年09月30日

 ミラクルフルーツは熱帯アフリカ原産のアカテツ科の小果樹。赤いアオキの実のような果実を着け、その実のミラクリンという成分に酸味を甘味に変えてしまう効果がある。要するに酸っぱいレモンを最高級のオレンジのように甘く感じさせてしまう魔法の実なのだ。

 一方、ギムネマはインド原産でキョウチクトウ科のつる植物。その葉の苦味が砂糖の甘味を消してしまう作用がある。また腸からの糖分吸収を抑える作用もあり、食後にギムネマ茶を飲むと太らないという効果があって商品化もされている。

 かつてミラクルフルーツは米国で太り過ぎが問題になっていた時代に商品化を企画されたことがあった。残念ながら砂糖業界の圧力で発売前夜に頓挫したようだが、仮に商品化がうまくいってもクレームの山となったはずだ。なぜならミラクルフルーツの効果が全くない人が5%ぐらいは想定されるからだ。また酸味を緩和する程度にも個人差があって50%ぐらいしか効果のない人もいる。

 バナナワニ園にはミラクルフルーツのメニューがあって、皆さん大喜びでその効果を体験しているので、読者の皆さまも一度おいでになって試してみては。なおミラクルフルーツの効果は半日ぐらい続くが、ギムネマの葉をかじると一瞬で消滅する。私は植物関係者のお客さまには両方を試させ驚かせている。

 でも考えてみたらギムネマの効果も半日ぐらい続くので、その後に食事をしても甘味を感じなくなってしまうはずだ。私はお客さまサービスでやっていたつもりだが、実際は随分罪作りなことをしていたのかもしれない。その後に食べる伊豆の料理はまずいなんて思われたら逆効果でしょ。でも今はちゃんと説明して試させていますよ。恨まれたくないからね。

 (東伊豆町、熱川バナナワニ園研究室学芸員)

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