第42回伊豆地区囲碁大会 本因坊戦・決勝(上)

2018年08月22日

第42回伊豆地区囲碁大会 本因坊戦・決勝(上)
第42回伊豆地区囲碁大会 本因坊戦・決勝(上)

 ■黒・北村創七段(熱海市・互先・黒コミ6目半出し) 白・西島信也七段(伊豆市) 観戦記/米山則夫

 今回で第42回を迎えた伊豆地区囲碁大会は、6月24日に下田の「ベイステージ下田」で開催されました。大会当日の朝は雨模様、私たちは車で天城峠を越え、下田の大会会場を目指して走りました。途中の山越えでは深い霧が立ち込め、その日の勝敗を予感させるものであったかと。

     ◇……………………◇

 今大会は、総勢81人、本因坊戦の他、AからDクラスに分けての開催となりました。ここで読者の皆さまには本因坊戦決勝戦の模様を3回に分けてご紹介します。

 決勝は平石冬樹さんを破った北村創さんと、山本和一さんを破った西島信也さんの対決となりました。それでは、両者のねじり合いとなった対局をご覧ください。握って、北村さんが黒となりました。

 布石から両者の持ち味が出ていることを感じます。黒は高目と目はずし、白の西島さんは星へ打ち、予想される立ち上がりです。

 序盤、黒は13と上辺の白石に迫っていきました。攻めの厳しい北村さんらしさが表れています。上辺の白石は簡単に生かせないぞって感じです。13の黒石を白石に置き換えてみれば、上辺の白が安定することがわかるでしょう。ただ黒13では大場に打つ手もあります。

 その後、白は上辺の折衝を保留し、16と右下へ高く掛かっていきました。ここで高く掛かったのは上辺の白石を意識しています。仮に白が17と小目の位置に掛かると、黒は16のところへケイマにかぶせてくるでしょう。すると上辺の白石が薄くなってしまうのです。続く白22も上辺白の一団を見ての手です。白は弱い石同士がつながって安定させることを考えています。

 ただ黒の北村さんもそんなことは承知の上、27・29と白石の間を割っていきます。

 そして白30に対する黒31、北村さんの剛腕がさく裂か。本来、右下黒の形では手を入れておくところです。なぜなら棋譜の通り、白から32のツケコシの手が残ってしまうのです。

 普通ならこの手を嫌って手を入れるのですが、北村さんは最初から進行通りのコウで対応する考えだったのでしょう。序盤ではコウ立てがないことを見越してのことです。結果、右下の折衝で黒は白石の数目を取り、白は50と黒石を抜いて右辺の白石を安定させてから、54と左辺の大場に回りました。

 その後、黒は61・63と上辺から伸びる白石をターゲットにしました。

 ここから両者のねじり合いが始まりました。白は78までで上辺と右辺がつながって一段落。ところがまだまだねじり合いは続くことになります。それはまた次譜で。

 【図版】第1譜(1~78)

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