第79回黒船祭協賛囲碁大会・名人戦決勝(上)

2018年07月09日

第79回黒船祭協賛囲碁大会・名人戦決勝(上)
第79回黒船祭協賛囲碁大会・名人戦決勝(上)

 ■黒・山本和一(松崎町) 白・高橋正顕(東京都) 自戦記/高橋正顕

 5月13日、下田ベイステージで「第42回黒船祭囲碁大会」が開催されました。

 下田市は両親の故郷であり、私自身の出生地でもあります。伊東市に引っ越してからも、お盆と正月には両親の実家を訪れていましたので、下田の美しい自然やなまこ壁を見ると、子どもの頃の記憶が懐かしくよみがえります。そんな思い出の地で今回初めて参加させていただき、幸運にも優勝できたことは大変うれしく記念になりました。

     ◇……………………◇

 なお、自戦記は毎年優勝者にお願いしているとのことで、碁、文ともに拙いものになりますが、しばしお付き合いください。

 決勝戦の相手は、松崎町の山本和一さんです。伊豆地区の無差別級でよく名前をお見かけする強豪です。

 序盤は多少緊張があったようで、白に堅い変な手が目立ちます。白の22は、右下三々とか星にツケるなど白6の一子の処置を優先しそうなものですし、白36も左の白を攻められることを嫌ったものですが9の五と素直にノビの方が普通で、逆に黒から37、39と二段バネされては、攻めたかった黒の一団が中央で威張る形になっては、白がやや打ちにくくなっています。

 白が手堅い弱そうな手ばかり打つので、黒も油断されたのかもしれません。このあと、白46のサガリで左辺を止め、白48三々のツケから孤立した白6を安定させ、白56で4の八の傷を緩和しながら左辺の盛り上げ、と全て先手で打てたのは望ましい進行で、ここで白は序盤の失点を取り返したようです。黒がどう打つべきだったかは難しいですが、黒45で2の八にハネるか、黒49で17の十六にハネ出すか、黒53で4の十三に肩を突くか、のいずれかに回れば難しい進行と思います。

 とはいえ、黒57までの時点では下辺の黒模様が大きく白は何か対応が必要です。11の十七に打ち込んでも取られる石ではないけれど、あまり周囲の黒を固めてしまうと、17の十三の打ち込みや4の八の切りが成立して、地合いのバランスが崩れそうです。

 白は周囲の白陣に障らないよう浅く、という意識で白58と五線に浮かべました。しかし、白60のコスミツケに黒61とかぶせられてびっくり。こうなっては外への脱出は望みにくく、黒陣の中でシノギに悩まされることになりました。

 【図版】第1譜(1~61)

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