第21回 韮山高校同窓会囲碁大会(下)

2018年01月04日

■黒/伊藤博五段(高12回・ 定先コミなし) 白・川口勝六段(高7回) 観戦記/米山則夫(高30回)

 今年を振り返ってみますと局地的なゲリラ豪雨が多く、被害の出た地域もありました。5月、6月には雨が極端に少なく、7月に入ってから田植えをしている風景さえ見ました。九州で大雨かと思えば、北海道では猛暑。空梅雨と思えば、8月には東京で連続21日間降雨があったり、10月には季節を忘れた台風が二つも来て、その一つは御前崎近くに上陸なんてこともありました。地球温暖化の影響が確実に表れているのでしょう。来年は普通の季節が欲しいものです。

 経済面でいうと、あの「いざなぎ景気」を超えたという内閣府の発表がありましたが、皆さんの実感ははたしてどうでしょう。

 また今年春の叙勲、岩崎清悟同窓会会長(元静岡ガス会長)が旭日小綬章を受章したことは喜ばしいことです。

 まあそんなことは、ものともしない2人をもう少し紹介します。

 白の川口さんは、伊豆本因坊戦で準優勝の経験を持ち、地元では名の知れた打ち手であります。また、長年韮山囲碁クラブの会長を務め、囲碁の普及に尽力してきました。さすがに80歳を超えて、囲碁を楽しむ立場にはなりましたが、まだまだ衰えは感じません。

 一方の伊藤さんは、東京都庁に定年まで勤務し、10年ほど前に実家の伊豆市熊坂に戻ってきました。現在は、静岡県行政書士会、修善寺ふるさとガイドの会、伊豆半島ジオガイド協会などに所属し、日々忙しく活躍されています。また、都庁時代の仲間と月に一度新宿で碁を打っているそうです。

 前書きが長くなりましたが、ここで盤上に目を移します。中央一団の白は120、122の出切りと126の利きがあり、簡単に死ぬ石ではありません。ただし、白は大石が逃げるだけになってしまい、左辺に見越していた白地が目減りしました。

 その後、川口さんも黒のミスをつき反撃に出ます。下辺白154のツケに黒が155と下がったため事件が発生しました。少しくらいの目減りは我慢して、黒は157へ打っておくで十分でした。

 あれよあれよと見ている間に、白は右下の黒8子を取り込んでしまいました。ということは、中央黒の大石はどうなっているんでしょうか。黒は危険を察知して173と手を入れましたが、完全ではありません。以前白の2目を取ったところは白が打ち欠けば、欠け目になってしまいます。従って白が225へ打つと攻め合いのようになりますが、白が勝ちます。すなわち逆転劇が待っていたのです。

 その後、見ていたら黒が219と打ち、やっと手を入れました。さらに黒229まで完全に活(い)きて、その結果、黒の伊藤さんが10目勝ちとなりました。

 この冬、南米沖でラニーニャ現象が発生しているようで、例年より寒い冬になるかも知れません。皆さん体に注意してください。そして来年もまた、皆さん元気で楽しく碁を打ちましょう。

 【図表】第2譜(121~229)

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