衆院選=対決の構図・6区 流れ、変えるか維持か

2017年10月18日

支援者と握手する勝俣氏(左は公明党の古屋範子副代表)=清水町
支援者と握手する勝俣氏(左は公明党の古屋範子副代表)=清水町
支援者と握手を交わす渡辺氏=沼津市
支援者と握手を交わす渡辺氏=沼津市
支援者に手を振る内田氏=沼津市
支援者に手を振る内田氏=沼津市

 ■勝俣氏 「“民意”を勝ち取る」

 ■渡辺氏 「与野党伯仲へ愚直」

 ■内田氏 「憲法守るため戦う」

 10万票をともに上回り、2012年(投票率59・17%)は1万2117票、14年(同54・88%)は1万1447票の差で、渡辺周氏(55)=希望前=が勝俣孝明氏(41)=自民前、東海比例=に競り勝った。直近2回の静岡6区の選挙結果だ。渡辺氏はこれまで、優位に立つ沼津市と清水、長泉町での“貯金”で、伊豆で票を集める勝俣氏の追い上げをかわしてきた。3度目の対決は、渡辺氏が沼津の守りを固めつつ、伊豆でどこまで集票できるか、勝俣氏は渡辺氏の牙城・沼津市と清水、長泉町にどこまで食い込むことができるか−が勝敗を大きく左右する。内田豊氏(63)=共産新=は憲法改正、消費税増税に反対する人の受け皿として、支持を呼び掛ける。

   ◇ ◇ ◇ 

 「力任せの安倍政権と互角に戦うため、民進党の歴史を閉じて合流することを決断した」。渡辺氏は希望の党への合流理由を説明し、支援者に理解を求める。「ほとんどの人が『あなたが決めたのだから、応援する』と言ってくれる。心強い」。推薦する連合静岡の幹部も「東部で推薦したのは渡辺候補だけ。支援体制は変わらない」と話す。

 しかし伊豆地区の支援者は「希望の党の盛り上がりは一段落した。相変わらず自民党は強い」と危機感をあらわにする。出陣式で渡辺氏は「与野党伯仲に持っていかなければならない。そのため、正直に愚直に戦う」と宣言した。街頭では「安倍政権を背負った候補者を当選させてはいけない」と訴える。

 「静岡6区は20年来、自民党が勝ったことがない。この選挙区の“民意”が野党のため、予算を取って来られない。3度目の正直でこの流れを変え、新しい伊豆半島をつくっていこう」。各地の街頭演説で勝俣氏=公明推薦=は必ずこう語り、伊豆の発展が遅れた原因を指摘する。2回の当選はいずれも“比例復活”のため、小選挙区での勝利は悲願だ。

 これまで得票で劣った清水町の街頭演説では、公明党の比例区候補者と一緒に演説した。外交や経済の立て直しなど、自民・公明連立政権の実績を紹介し「小選挙区は勝俣、比例は公明党」と呼び掛けた。政治家を志した原点にある「ふるさと再生」に向け、若者が戻ってこられる古里づくりにも力を込める。

 両氏に割って入ろうと独自の主張を繰り広げる内田氏。こまめに街頭に立ち、「自民党も希望の党も変わらない。共産党は改憲勢力にレッドカードを突きつけ、憲法を守るために戦う」と訴え、支持拡大を目指す。

 【写説】支援者と握手する勝俣氏(左は公明党の古屋範子副代表)=清水町

 【写説】支援者と握手を交わす渡辺氏=沼津市

 【写説】支援者に手を振る内田氏=沼津市

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