衆院選・静岡5区 候補者に聞く(届け出順)

2017年10月12日

吉川赳氏
吉川赳氏
井口昌彦氏
井口昌彦氏
細野豪志氏
細野豪志氏

 ■吉川赳氏(35)自民元 100年見据え社会保障

 前々回は比例で復活当選を果たし、前回選は涙をのんだ。「現職の2年間で地元の要望、思いを国へ届ける活動をした。その後は、選挙区に与党議員が不在のため、地元に対する損失があった。もう一度、しっかりと地元の思いに応えたい」と2度目の当選に向けての強い思いを語る。

 浪人中も毎朝、選挙区7市町の街頭に立った。「車で通る人が手を振ってくれたり、歩行者が声を掛けてくれたりする機会が増えた。『次は絶対頑張って』の声が励みになった」と振り返る。

 「われわれは子育て中で、両親も健在な真ん中の世代。100年先を見据えた、全ての世代が安心できる社会保障制度を責任を持ってつくりたい」と力を込める。「伊豆縦貫自動車道は、5区の範囲は充実してきた。6区の議員としっかり協力し、目標までに着工できるようにしたい」「三島、函南は首都圏との距離を利用していろいろな動きがあり、人口増も注目されている。モデル地区として東部全体に波及させたい」と伊豆地区の政策も掲げる。

 地元のために働けない悔しさを募らせる一方、家族と過ごす時間は増えた。「家族との触れ合いが励みになった。娘2人と料理する時間もあった」と父親の顔を見せる。

 ■井口昌彦氏(63)共産新 「働き方の改革」第一

 貧困と格差を身をもって体験している苦労人。「アベノミクスは格差を広げ、消費税増税でさらに拡大する」と現政権を厳しく批判し、主権在民の政治の実現に意欲を示す。

 幼少期に父が経営する靴下製造工場が倒産。一家で浜松市内を転々とし、大学も働きながら2部に通った。生命保険会社から共産党の職員に転身したのは29歳。「国民の苦難を軽減する立党時から貫く姿勢に共感した」と理由を語る。

 衆院選出馬は2000年の旧6区、12年の現6区に続き3度目。東部・伊豆の候補者調整の結果、今回は5区からの挑戦で「働き方の改革」を政策の第一に掲げる。

 「5区は工場など大きな企業が多い地域でもある。8時間働けば、人間らしい暮らしができるようにする。労働の後は趣味や運動を楽しみ、人々が輝くような社会にしたい」

 自身のテーマでもある格差是正にも意欲的。「大金持ちには応分の負担を求め、大企業には優遇税制でため込んだ内部留保400兆円をはき出させる」とし、子育て世代や若年層、年金生活者などの支持取り付けを重点に運動を展開する。

 信条は「継続は力なり」。私生活では50代で再開した剣道とスポーツ観戦で英気を養う。

 ■細野豪志氏(46)希望前 政権交代へ覚悟の時

 長年親しんだ党を離れ、新党からの出馬。設立会見では「政権交代のために参加した」と決意を述べた。「政党は変わっても、地域への思いは変わらない。5区で長年選んでもらっている。実情は分かっている」「毎回厳しい選挙を戦った。この立場の変化を地元の人に理解してもらうのは並大抵ではない」と、覚悟を決め7回目の選挙に臨む。

 「困った人を支えるのが一番の喜び」と政治家としてのやりがいを語る。「生活保護家庭でも進学したい若者をたくさん知っている。世の中には理不尽があり、はざまで苦しんでいる人がいる。そういう所に手を差し伸べ、光を当てたい」

 「党を離れるに当たり、多くの伊豆の人から心配や激励の連絡が来た。選挙区ではなくなった地域のことも、常に気になっている」と、政治活動をスタートさせた伊豆地区に強い思いを抱く。好きな言葉は、震えるほどの気持ちがあれば何でもできるという「震気(しんき)」。困難に直面した時、自らに言い聞かせてきた言葉で「今がまさにその時」と表情を引き締める。

 多忙の中、落語を聞いて息抜きする。時間があれば寄席にも足を運ぶが「国立演芸場は国会議事堂と近すぎてリラックスできない」と笑う。

 【写説】吉川赳氏

 【写説】井口昌彦氏

 【写説】細野豪志氏

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