第47回按針祭協賛囲碁大会A級決勝(中)

2017年10月08日

第47回按針祭協賛囲碁大会A級決勝(中)
第47回按針祭協賛囲碁大会A級決勝(中)

 ■黒・佐々木栄六段(伊東市) □白・小嶋一彰七段(伊東市) 自戦記/小嶋一彰

 「何年たっても、秀策のコスミ(図1)が悪手になることはない」というのを聞いたことがあります。周りの状況によりますが、確かに良い手になることが多そうです。

 このような定石を知っていると便利です。私も毎局、いろいろな定石を打っています。

     ◇……………………◇

 ある意味、プロのまねをして打っているわけですが、定石を完全に理解しているわけではありません。また、定石は、研究によって、廃れたり、変化したりします。絶対に正しいという証明はない。

 ところで、「全てのものに通じてあてはまる性質」を「普遍性」といいます。数学の定理には「普遍性」があります。未来永劫(えいごう)、定理は正しい。数学者は「普遍性」は「美しい」といいます。

 数学で、学生は定理を使って証明をします。パズルのようなものかもしれません。数学者はもっと自由に考え、創造し、新しい「普遍性」を見つけようとしているといいます。

 囲碁では、どの局面でも最善手があるのは確実です。しかし、ほとんどの局面でどの手が最善か、プロもAIも分からない。今のところ、解くべき囲碁の「方程式」は見つかっていません。

 囲碁は複雑なゲーム。解けない問題。だから、自由に考え、いろいろな手を打って楽しみたいです。

 さて、対局ですが、黒67から、左下隅を荒らしつつ、白の根拠を脅かします。白は78とハネアゲることができたので一安心です。

 白を攻められないなら、中央にどれだけ黒地がつくかが勝負です。黒83~89と中央を広げます。

 白94が踏み込み不足でした。2石に構わず、黒95、97の囲いが好判断。このラインでは、中央が大きすぎます。そこで、一貫性に欠けるのですが、苦肉の策で白98から100と中央を減らしにいきました。黒の佐々木さんは、受けていては足りないとみて、101から切断にいきます。勝負手です。

 【図版】第2譜(67~105)

 【図版】図1(秀策のコスミ)

各地の最新の写真
伊東
山口君(伊東高1年)手帳甲子園に出場 「独自記号で生活管理」
下田
「力合わせ、町を元気に」 斎藤町長ら、退任あいさつ―松崎
中伊豆
函南駅に駐輪場新設 140台、防犯カメラも―県道拡幅対応
熱海
熱海の食の在り方考察 地域創生トレセンプロジェクト―熱海

最新写真特集

伊豆のひろば投稿
伊豆パワースポットめぐり
伊豆新聞&イズハピが贈る伊豆の観光情報紙「伊豆時間」 ペットの楽園「伊豆高原特集」&伊豆自慢の温泉めぐり(PDF)