トップに聞く=サガミヤ 沼田渉社長(73) 伊東・竹の内

2017年09月27日

歴史・郷土コーナーで語る沼田社長=伊東市玖須美元和田の「デュオ店」
歴史・郷土コーナーで語る沼田社長=伊東市玖須美元和田の「デュオ店」

 ■特徴ある“リアル書店”

 ネット通販利用者の急増など、書店を取り巻く環境は厳しい。「われわれのような“リアル書店”は、特徴ある店づくりで違いを出して生き残るしかない」

 店に足を運んで、本を手に取ってもらうことが大切だという。「目当ての本の横で気になる本が見つかり、読書の幅が広がる。そこが書店の良さではないか」。児童書や郷土誌のフェア、作家のサイン会など、足を運びたくなるような企画を数多く実施している。

 郷土誌には特別の思い入れがありコーナーは充実している。「地域のために少しでも役に立つことができればうれしい」。郷土の歴史や文化を紹介するサガミヤ選書シリーズの発行を続けている。

 書店にとって一番の財産はスタッフだと考える。「なじみ客に本を薦めたり、探している本を見つけてあげたり。その本を手にした人から『いい本をありがとう』と言ってもらえたらこれ以上の喜びはない。これからも人と人とのつながりを大切にやっていきたい」

 ◇本社・伊東市竹の内2の7の21。1897(明治30)年創業、従業員約20人。同市広野の広野店、玖須美元和田の伊東ショッピングプラザ・デュオ内のデュオ店で書籍、雑誌販売を手掛ける。竹の内の本部・外商部では教科書販売も行う。

 【写説】歴史・郷土コーナーで語る沼田社長=伊東市玖須美元和田の「デュオ店」

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