ぐるり魚ッチング365=モクズガニ 写真と文・伊藤勝敏(海中カメラマン)〈撮影・河津川〉

2017年08月16日

 モクズガニは川と海にまたがって生活し、河川の上流まで分布を広げている。淡水域と海域を考えて使い分けており、繁殖活動は海域で行い、生まれた幼生は河口近くに定着し、成長しながら河川をさかのぼる習性がある。そして、十分成長した個体になると、今度は海に下りて繁殖する。こんな川と海を回遊する仕方を両側回遊と呼んでいる。地域差はあるが、川から海に下るのは秋から冬にかけて。卵巣が成熟して、そこで雌雄が交尾し、放卵する。

 河口付近の観察によると、雌雄の交尾は満ち潮時の水面下で30分にも及ぶという。交尾前の求愛行動は見られないが、交尾後に雄が雌に馬乗りになりながら、ガードする行為が観察されている。川で採集された個体を見ると、下流地点では小型が多く、上流では大型個体が多い。

 伊豆では昔から「ズガニ」と呼んで、汁や釜飯にして親しまれている。小笠原に生息する個体は別種で、オガサワラモクズガニである。

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