伊豆釣行=サバ入れ食いに歓声 トリックサビキ釣り、アジ交じりで20匹―沼津西浦・足保港 

2017年06月28日

こうなってしまうと手に負えない、ウツボのこぶ結び=西伊豆町の宇久須港
こうなってしまうと手に負えない、ウツボのこぶ結び=西伊豆町の宇久須港
アジを手にする光樹君(左)とサバを持つ和樹君=沼津市西浦の足保港
アジを手にする光樹君(左)とサバを持つ和樹君=沼津市西浦の足保港
カサゴは根魚の代表格で人気のターゲット
カサゴは根魚の代表格で人気のターゲット

 サビキ、トリック仕掛けのサバ、アジ、イワシが好調に釣れている。沼津市西浦の足保港で三島市の会社員斎浩光さん(42)、枝里子さん(38)、光樹君(8)、和樹君(6)一家がサバの数釣りを楽しんだ。

 斎さんは月に1、2回家族で釣行しており、同港を中心に静浦港などにも足を運んでいる。

 ポイントは赤灯堤防中間の内側に入った。光樹君、和樹君がさおを握り、浩光さん、枝里子さんはサポート役に回った。さおは1・8メートルのスピニングロッド、2000番のスピニングリールに道糸2号を巻いた。光樹君は7本針のトリック仕掛けで、アミの塊に仕掛けを通して餌付けする。和樹君は6本針のサビキ釣り。仕掛けの下のコマセカゴにアミを詰め開始した。

 タナは約1メートルで、さおを小刻みに上下させ魚を誘った。すぐに魚が寄り始め、針掛かりすると小気味いい引きでサバが釣れてきた。2人は「よし、釣れた」「すごい、やった」と喜んだ。

 入れ食いを楽しみ、始めて30分ほどで15~16センチのサバが20匹の釣果。光樹君は19センチのアジも釣った。2人は「魚の引きがよくて楽しかった」「家に帰って食べるのが楽しみ」と話した。

 ■移動して釣果アップ 堤防の根魚釣り入門

 現在、人気なのが防波堤、岸壁でのカサゴ、ソイ、メバルなどの根魚釣り。シンプルなタックルで手軽に楽しめる。

 専用のタックルもあるが、手軽に釣るならさおは1・5~1・8メートルのライトクラスのルアーロッドがいい。リールはスピニングの2000番台、道糸はナイロンの2~3号を使う。

 仕掛けは重りのすぐ下に針の付いた5~6号のブラクリ仕掛けを使用する。市販の堤防用胴付き仕掛けもある。これを使う場合、オモリはナス形の5号前後がいい。餌はサンマ、サバなどの切り身が一般的で、幅1センチの短冊切りにする。餌付けはチョン掛けか2回ほど縫い刺しにする。

 狙うポイントは消波ブロックの間や防波堤、岸壁の際。海水が出入りする堤防のつなぎ目も好ポイントになる。釣り方は仕掛けを底に落とし、少しリールを巻き底付近でさお先を上下させ魚を誘う。反応がなければ、すぐにポイントを移動して小まめに探るのが、釣果を伸ばすこつだ。

 アタリは「ゴツゴツッ」とダイレクトにくる。軽くアワセを入れたら、根に潜られないようすぐに巻き上げる。背びれなどが鋭くとがっているので、針を外すときは注意したい。根魚は釣り切ってしまわないよう、小型は放流する。

 ■ホームページにアユ釣り情報 狩野川漁協

 伊豆の国市大仁の狩野川漁協は、ホームページにアユ釣りの釣果情報を掲載している。水位、水況、水温などの河川情報や各ポイントの釣果、入釣者数、オトリ店のコメントなどを閲覧できる。漁協前の狩野川の写真も掲載している。同漁協のトップページから、最新河川情報ブログに進み見ることができる。問い合わせは同漁協〈電0558(72)5945〉へ。

 ■ヘボ釣り師が行く!(21)=海のギャング、ウツボと格闘 不敵な面構え、釣られても泰然

 へぼ釣り師は実はウツボ釣りの名人である。といっても、狙って釣るのではなく、釣れてしまうのである。外道の筆頭であり、鋭い歯でいとも簡単に仕掛けを切られてしまうので、釣り人に最も嫌われている魚である。

 昨年、ヒラメを狙って大瀬(南伊豆町)に足を運んだ。サビキでイワシを釣り、そのイワシを泳がせてヒラメが食い付くのを待つという2段階作戦である。コマセを詰めてサビキ釣りを始めると、ほどなく小魚が集まってきた。ところが意に反して上がってきたのは小サバ。いつまでたってもイワシが回ってこないので、「まあ、サバでもいいか」と、チョン掛けにして投げ込んだ。

 1時間ほど経過したところ、さお尻が浮き上がる強烈なアタリ。よっしゃーとアワせ、巻き上げにかかる。大物が掛かった気配を察知して、周囲で釣りをしていた人たちが集まってきた。何かと目立ちたがり屋のへぼ釣り師にとっては、格好のチャンス到来である。

 ところが何かおかしい。さお先が左右に振られていて、ヒラメのアタリではないのだ。嫌な予感が的中して、やがて水面に姿を現したのは1メートルもあるウツボ。ギャラリーの子どもたちから「大きいー」「あの魚は何?」と歓声が上がる。しかし、こちらは針が外れることを祈りつつ格闘するだけ。このときは針が外れなかった(切られなかった)ので、やむなくたも網を使って防波堤に上げた。

 ウツボは「海のギャング」と呼ばれている。1メートルもあれば海の中では敵なしである。鋭い歯は人の指をかみ切ることもできる。このときも暴れることなく、サバをのみ込んだ口を半開きにして、「俺に何か用か」と言わんばかりの不敵な面構えをしていた。集まった子どもたちに気を付けながら観察してもらった後、海にお帰りいただいた。

 イワシのつもりがサバ、ヒラメのつもりがウツボに化けてしまい、2段階作戦は見事失敗。必ずしも思惑通りにいかないのが、釣りの奥深いところだ。

 ウツボは典型的なフィッシュイーターである。アジの泳がせ釣りでイカを狙っているときも、しばしば針掛かりする。さお先が左右に揺れるのは、ウツボが針を外そうと首を振るからである。イカ釣りを始めたころは、ウツボのアタリが分からず、ヤエンを投入してしまうという失敗を繰り返したものだ。大抵の場合、道糸をかみ切られてヤエンは海の藻くずとなってしまった。

 伊豆各地の海水浴場近くの岩礁帯にもすみ着いているので、こんな所で泳いでも大丈夫だろうかと、不安にかられる方もいるかもしれない。しかし、相手は大物。泰然としていて、こちらから手を出さない限り襲われることはない。

 (西伊豆町、団体職員)

 【写説】こうなってしまうと手に負えない、ウツボのこぶ結び=西伊豆町の宇久須港

 【写説】アジを手にする光樹君(左)とサバを持つ和樹君=沼津市西浦の足保港

 【写説】カサゴは根魚の代表格で人気のターゲット

 【図説】伊豆釣行場所

 【図説】伊豆釣行潮時

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