伊豆路=人生で最大の変化(熱海市、副市長・森本要)

2017年06月25日

 熱海は今、岐路に立っている。今後、持続的に発展していけるのか、もしくは、衰退してしまうのか、今後の数年間がその分かれ目となる正念場なのではないかと思う。

 人口は依然として減少傾向にあるが、一方で、宿泊客数は2011(平成23)年度を底に回復基調にあり、2年連続で300万人を超えた。町のにぎわいが増すのに伴い、GDPも税収も下げ止まりつつある。この回復基調は、市民一人一人の頑張り、オール熱海としての産業界の頑張りなど熱海に関わる方々のたゆまぬ努力の成果であり、これまでの高度経済成長期を前提としたまちの形を不断に「変化」させてきた結果なのだと思う。

 しかしここで気を緩めたらまた逆戻り。ここで変化し続けていくことをやめたら、現状も維持できず、発展も望めない。新たなことにチャレンジする、少しでも何かを変えてみる、人それぞれ変化の度合いは違うが、不断に変化し続けていくことが、町に変化を生み出すことになる。

 行政としても、熱海が更に高みにのぼるための変化を促す仕組みづくりをしなければならない。観光地経営の体制づくり、創業しやすい環境づくり、歩いて楽しい町づくり、安心して暮らせる町づくりなど課題は山積だ。大きな変化も伴う。市民、産業界の皆様とともに変化をいとわず共に歩んでいければと思う。

 でも正直に言えば、「変化」し続けることは大変。本稿は「変化」に抗(あらが)う自らの心への戒めでもある。

 熱海にお世話になり始めてはや2年。東京で国家公務員として働いていたことを思うと、熱海での生活、仕事は人生での最大の変化だったと思う。

 この2年間、たくさんの良いご縁を頂いた。感謝してもしきれない。精いっぱい働き、熱海へ恩返しをしていきたい。

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