伊豆路=自立と社会性を育む活動(下田市、遊・VIVA!ネットワーク代表・小川志津子)

2017年05月08日

 「大人のお膳立てした中で子ども達が遊ぶ、それでいいのだろうか?」−−一日移動児童館「ミニ遊・VIVA!」を始めてしばらくすると、そんな疑問がスタッフの中に沸いてきました。安心して遊べるこの居場所を「自分たちの場」としてもっと主体的に遊んでほしい、友達と力を合わせて行動する喜びを味わったり、年下の子に遊びやルールを教えたりする関係を子ども達の中で築いてほしい。でも、月1回地域を巡る活動ではそうしたつながりを紡ぎにくい状況でした。

 そこで生み出した活動が2009(平成21)年9月に始めた小学生スタッフ「VIVA!スタ」の育成です。下田小学校の4~6年生を対象に募集したところ、6年女子9人が第1回メンバーに。以来多い年は男女20人が毎月2~3回、放課後に学校の教室を借りて集まり、話し合いや作業をしました。さらにミニ遊・VIVA!当日のお手伝い、遊・VIVA!村での出店等に加え、下田にはない「児童館」の視察、子育て支援センターでの手伝い、里山遊び体験、社協の福祉教育に参加するなど外の世界へも飛び出しました。下田市の「放課後子ども教室」として認可され、他校の子どもたちにも当日スタッフの機会を設けようと「ワンデイVIVA!スタ」という企画も始めました。多少の苦労こそあれ、やりたいことを夢中でやり、役に立てたと喜ぶ子どもたちの表情は生き生きとして一緒にいてとても清々しいものでした。

 この取り組みは子どもたちのボランティア入門でもあり、有意義な活動でしたが、残念ながら諸事情により15(平成27年)年3月で終了。でも、人との関わりが薄れている今だからこそ、子どもが自立していくためにこうした社会性を育む活動と場が必要ではないでしょうか。

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