ヤギで森林整備目指す 習性生かした獣害対策も−伊豆市・平成森鮮組

2017年04月28日

「山羊除草技術研究所」をお披露目する山下代表(中央)=伊豆市貴僧坊
「山羊除草技術研究所」をお披露目する山下代表(中央)=伊豆市貴僧坊

 伊豆市貴僧坊地区周辺の里山保全活動に取り組む「平成森鮮組」(山下隆代表)はこのほど、ヤギを使った森林整備を目指し、「山羊(ヤギ)除草技術研究所」を開設した。お披露目を兼ねたイベントも開催。市内外から約10人が訪れ、研究所の見学やヤギとの触れ合い、山菜採り、竹筒で炊いたご飯の試食などを楽しんだ。

 同研究所は、貴僧坊にある平成森鮮組屯所の近くに、所有者から休耕田を借りて整備した。行動を管理したヤギが食べることで雑草を減らすとともに、動物の習性を生かして獣害対策にも役立てる試み。将来的には、ヤギの貸し出しなどの事業化を視野に入れている。

 平成森鮮組はNPO法人伊東里山クラブ(伊東市)、中伊豆自活ファーム(伊豆市)と一緒に里山保全活動に取り組んでいる。重複している会員も多い。同NPOが、中伊豆地区で森林整備を始めたことがきっかけ。5年ほど前、定年を機に貴僧坊に戻った山下代表が活動に関心を持ち入会し、その後に平成森鮮組を立ち上げた。都会から伊豆に移り住んだ人を中心に、農薬や化学肥料を使わない農業に取り組む中伊豆自活ファームも連携するようになった。ヤギを使った試行も繰り返し行ってきた。

 今後は事業化に向け、ヤギを管理するための囲いや、軽量のヤギ小屋などの開発を目指す。ヤギは寒さや風には耐えられる一方、暑さと雨は苦手なため小屋が必要だという。山下代表は「今後は先進地なども見学に行きたい。ヤギに詳しい人は情報を寄せてほしい」と話す。問い合わせは山下代表〈携帯090(1285)7579〉へ。

 【写説】「山羊除草技術研究所」をお披露目する山下代表(中央)=伊豆市貴僧坊

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