身近な法律講座 44=【高齢者に関わる法律問題2】多様な法、制度で高齢者守る(伊奈綜合法律事務所・伊奈誠司弁護士)

2017年03月19日

多岐にわたる法律、制度により社会全体で高齢者を見守る
多岐にわたる法律、制度により社会全体で高齢者を見守る

 高齢者に関係すると思われる法律問題について、可能な限り広く触れていく予定です。その内容が多岐にわたることは前回書いた通りです。

     ◇……………………◇

 思いつくままに列挙するだけでも、認知症の方や認知症でなくても判断能力が衰えた方のした契約を取り消し、あるいは、無効を主張するという意味で、民法の意思表示や契約に関する規定が関係してきます。消費者保護のための消費者契約法や、訪問販売などを規制する特定商取引法も利用できる場面があるでしょう。

 また判断能力が衰えた高齢者を保護するために成年後見、保佐、補助といった制度の利用が考えられます。これらは民法および任意後見契約法に規定されています。

 さらには高齢者に対する虐待の防止のための高齢者虐待防止法があります。また公的介護保険制度、介護や医療、住居の確保のための賃貸借契約、借地借家法、年金や生活保護など生活資金の確保、お墓の維持・管理など、高齢者をめぐる法律問題や制度は多数存在します。これらの法律問題や制度について、これから見ていきたいと思います。

(小田原市・伊奈綜合法律事務所、伊豆の国市出身)

 【写説】多岐にわたる法律、制度により社会全体で高齢者を見守る

各地の最新の写真
伊東
「噴火可能性」で避難訓練 東部火山群防災協が初―伊東
下田
「天城荘」が民事再生 テルマエロケ地―河津七滝
中伊豆
神島ポンプ場が完成 被害軽減へ4月供用―伊豆の国
熱海
17年度でハード完了 熱海市民安全会議で県―熱函道路事故対策

最新写真特集

伊豆のひろば投稿
伊豆パワースポットめぐり
伊豆新聞とイズハピが贈る伊豆の観光情報紙 伊豆のとっておきの春時間を満載(PDF)